スマホといっしょに持ち運ぶプロジェクター「MP-CD1」:Xperia周辺機器

文●君国泰将 編集●南田ゴウ

2018年10月21日 10時00分

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 Xperiaといっしょに持ち運びでき、いつでもどこでもプレゼンテーションできるモバイルプロジェクターが、ソニーの「MP-CD1」です。

 ソニーモバイルのXperiaブランドで「Xperia Touch」という、バッテリーを内蔵し持ち運べるモバイルプロジェクターがありますが、今回は、今使っているXperiaを活用できる、手軽なモバイルプロジェクターをご紹介しましょう。

 まず、何といってもコンパクトなのがMP-CD1の最大の特徴。“モバイル”と銘打つだけあって、本体は83×16×150mmとプロジェクターとは思えないサイズ。しかも約280gと軽量です。

 MP-CD1を「Xperia XZ Premium」と並べてみると、厚みは違うものの縦横はほとんど同じサイズ感。イメージとしてはXperia XZ Premiumを2つ重ねたくらいの大きさです。

 本体正面にはプロジェクター投写レンズがあり、左側面に電源ボタン、充電用のUSB Type-C端子、給電用のUSB Type-A端子、HDMI/MHL IN端子、ステレオミニプラグといったインターフェースがあります。

 映像入力のHDMI端子はMHLにも対応しており、対応端末をミラーリングして映像を投写といった使い方もできます。また、携帯のしやすさと手軽に画像を投写できる機動性が武器とはいえ、長く使えるよう安全面も配慮されています。

 熱発生を抑え、かつ熱を伝導しにくくしてデバイスの温度上昇を防ぐ「発熱抑制システム」や、充放電中に危険な状態にならないよう安全にストップさせる「充電スマート制御ICチップ」。発火しにくく、より膨れにくい電池の構造技術を採用することで、約1000回繰り返して使える高信頼性の「ゲルポリマーバッテリー」 を採用しています。

 バッテリー容量は5000mAhで、HDMIケーブル1本あれば機器と接続してつないで約2時間の連続投写ができます。充電は最大3.0A対応のUSB Type-C端子からACアダプターにつないで、約2.5時間でフル充電。なおズーム機能はなく、投写する距離で画面の大きさを調整する仕組み。投写画面サイズは40型~120型が利用推奨範囲となります。

 本体から上方向に向かって映像を投写するため、テーブルに直置きしても壁面に映し出せます。また、底面には三脚穴もあるので三脚を装着して使うこともできます。

 光源にLEDを採用していることと、筐体の放熱構造により約50000時間の長寿命を実現。いざというときにはUSB端子からスマートフォンなどへUSB機器に接続して給電するといった使い方もできます。出力は1.5Aです。

 さて、このプロジェクターとXperiaを直接接続するにはひとつ注意点があります。USB端子からMHL対応ケーブルでHDMI端子へとつなぐ有線接続は、2015年モデルの「Xperia XZ5」以前であれば可能ですが、2016年モデルの「Xperia X」以降は利用できません。Xperia Xシリーズ以降のモデルの場合は、無線(Wi-Fi)で接続するMiracastやChromecastを利用しましょう。

 前回この連載でご紹介した「EZCast」をプロジェクターのHDMI端子に接続するのもひとつの手です。このとき、EZCastにプロジェクターに備わるUSBから給電できるため、モバイル用途には便利です。

 プロジェクターの横にある電源をポチっと押すと、約5秒程度で起動してすぐに映像が出力されます。これは驚きです。

 プロジェクターには映像が出力されるまで長らく待たされるイメージがありますが、MP-CD1はLED光源とTexas Instruments社(TI)のDLPモジュールを採用しており、速やかに駆動する効率的な設計なおかげで、すぐに画像投写ができるので実に快適です。

 輝度は、ソニー独自の輝度最適化設計により105ANSIルーメンを実現。IntelliBright技術でリアルタイムに画像コンテンツを解析し、画像の輝度/コントラストを向上させることで、電力消費も最小限に抑えることができます。

 ただし、真っ昼間のように周囲が明るいとどうしても見えにくくなるので、投写する部屋は遮光するなどして、一定の暗さを保つ必要があります。画質モードとしては「標準画質」「ダイナミックピクチャー」の2タイプを、投写中に電源ボタンの短押しで切り替えることもできます。

 壁面から約1.15mの距離で40型、約345cmの距離で120型のサイズで投射できます。大きく映し出したい場合は、ある程度の投射距離が必要となります。ピント調整は、本体右側面にある「フォーカススライドキー」でフォーカスを調整。本体が傾いてしまって投写された場合でも、自動的に傾きを検知して画面の台形歪みを補正(垂直方向のみ約±40度)してくれます。

 本体には出力1.0Wのモノラルスピーカーを搭載しており、大画面を投写しながらも一応音声出力が可能です。音質や音響にこだわらなければこれでも十分実用的でしょう。物足りなければ、オーディオ出力端子から外部スピーカーを接続するといったこともできます。

 しっかりした大きいプロジェクターは高輝度ですが、最大の難点は電源が必要だったり、持ち運ぶには大きすぎたりと、使いたいタイミングに使いたい場所で利用するにはちょっとめんどうなこと。

 最初からXperiaとMP-CD1(とHDMIドングル)を持っていくと決めておけば、出先でプロジェクターの有無を確認したり、接続のことを心配したりといった余計な心配もいりません。

 プライベート用としても、白い壁面さえあればそこにスクリーンを投写して映画を見たりゲームしたりと活用幅も広く、いつでもどこでも大画面の迫力を味わえる便利なアイテムです。

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