au「Xperia ZL2」は4K撮影にも対応したフラッグシップ機

文●君国泰将 編集● ASCII編集部

2018年11月21日 12時00分

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 日本でAndroidスマホといったら「Xperia」! というくらい、スマートフォンのブランドとして認知されている「Xperia」。常に最新の技術とスマホのトレンドを取り入れて業界の最先端を走るXperiaシリーズですが、その歴史は決して順風満帆ではありませんでした。これからのXperia、ひいてはスマートフォンの来し方行く末を、ソニー大好きライターの君国氏に写真とともに紐解いてもらう連載です(基本的に登場するのは国内で発売されたモデルのみです)。

ドコモ版とは違うデザインのau版Xperia
「Xperia ZL2 SOL25」

 「Xperia ZL2 SOL25」は、auから2014年夏モデルとして発売。同時期にドコモから発売された「Xperia Z2 SO-03F」とは異なり、1年前のモデル「Xperia UL SOL22」を踏襲したデザインとなっています。

 本体サイズは、長さ約72×137×10.8mm、重さは約167g。半透明のバックパネルにダブルインモールド加工を施して、Xperiaのロゴが浮かび上がるように見えるデザインと、背面がなだらかにカーブした手になじみやすいラウンドフォルムは、やわらかい印象を与えます。

 Xperia Zシリーズの象徴でもあるアルミの削りだしの丸い電源ボタン、ボリュームキーに加えて、カメラボタンを搭載していたのも特徴です。

 カラーバリエーションは、マット調の落ち着いたブラックと、陶器のような艶感のあるホワイト、そして第3のカラーは「Xperia UL SOL22」から一新して一部で非常に人気のあるターコイズ。

 ディスプレーサイズは、5型(1080×1920ドット)。鮮やかな色彩を表現できる「トリルミナスディスプレイ for mobile」や、インターネット動画など低画質の場合でも輪郭や画素の劣化を復元して本来の質感やディテール感のある動画を再現する高画質エンジン「X-Reality for mobile」、屋外でも映り込みを抑える「オプティコントラストパネル」を備えています。

 背面には、コンパクトカメラと同等サイズの1/2.3型の約2070万画素のイメージセンサー「Exmor RS for mobile」を採用するカメラを搭載。高精細な写真の撮影できる画像処理エンジン「BIONZ for mobile」や、F2.0の明るく広角撮影ができる「Gレンズ」を備えている点では、「Xperia Z1 SOL24」と共通となります。

 Xperia ZL2では、さらに4K(3840×2160ドット)動画撮影が可能に。4K動画で撮影した映像は、2倍にズームしてもフルHDの解像度を保つ高精細さを楽しめるほか、MHL3.0対応の4K対応液晶テレビ(ソニー製ブラビア)などで4K映像をすぐに楽しむことができます。

 ただし4K動画撮影は長時間撮影が難しいことと、ストレージ容量を多く消費してしまうウィークポイントも当時はまだありました。

エンタメ機能が大幅にアップ

 オーディオ機能も大きく進化。別売のデジタルノイズキャンセリングヘッドホンを利用することで、周囲の騒音を感知し、騒音を最大約98%低減できる「デジタルノイズキャンセリング機能」に対応。

 音楽や動画再生時はもちろん、ハンズフリー通話でも騒音を低減できます。本体上下にそなわるフロントスピーカーから迫力のあるステレオの音声を再生でき、さらにソニー独自のバーチャルサラウンド技術「S-Forceフロントサラウンド」に対応してさらに臨場感のある音を楽しむこともできます。CDよりもより高音質なハイレゾ音源にも対応。

 ハイレゾ音源に対応したUSB-DACアンプやヘッドホンアンプ/アンプ内蔵スピーカーといった周辺機器と接続することで、ハイレゾ音源ならではの繊細なニュアンスまで表現するかのような高音質を楽しむことができました。のちに、本体の音声出力からのハイレゾ音源に対応やDSEE HX対応といったアップデートもなされました。

 スペックは、Snapdragon 801(2.3GHz、クアッドコア)、メモリー3GB、内蔵ストレージ32GB。バッテリー容量は3000mAh。IPX5/IPX8相当の防水性能とIP5X相当の防塵性能を搭載しつつ、イヤホンジャックはキャップレス防水に対応。サイフケータイやワンセグ/フルセグも備えていましたが、赤外線通信には非対応していません。

 そのほかの特徴として、本体左側面に「マグネット端子」により専用スタンド「DK30」やマグネットケーブルとかんたんにつないで充電が可能。よりバッテリーを長持ちさせることのできる「STAMINAモード」や、文字入力に便利な「POBox Plus」を備えていました。

 2014年夏モデルとして、ドコモのXperia Z2と同じく、他社に先駆けて4K動画記録機能やハイレゾ音源ノイズキャンセリングに対応したハイエンド志向モデルだったのです。

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