iPhoneでもできる! FacebookやTwitterのプロフィール画像をカッコ良くするワザ

文●柳谷智宣

2018年11月24日 10時00分

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センスがなくてもデザインできる
「Canva」を活用するワザ

 ちょっとしたバナーやチラシ、SNS用の画像などは、フリーソフトやWordを使って、ちょいちょいっと作ってしまえる人も多いだろう。しかし、デザインセンスのない筆者が作ると、ソフトは使えるのだが、とても格好の悪い画像になってしまう。毎回コストをかけて外注するわけにもいかず苦労していたのだが、神アプリに出会ったことで格段に楽になった。今回は、センスがなくてもいろんなビジュアルを格好良くデザインできる「Canva」を活用する技を紹介しよう。

Canvaを使えば、ホームページやSNS、チラシ、名刺、プレゼン資料まで良い感じのデザインにできる

テンプレートの画像と
テキストを差し替えるだけでOK

 「Canva」(https://www.canva.com)はオーストラリアの企業が手がけるデザインツール。ブラウザー上で動作するので、アプリのインストールは不要。BtoCのSaaSプロダクトだが、無料でもある程度の機能を利用できるので気軽に試せる。

 まず、いつも心苦しかったのが、Facebookページ。筆者は多数のFacebookページを管理しているのだが、デザインセンスがなくトップ画像をカスタマイズすることができなかった。そのため、店内写真をそのまま貼り付けていたのだが、やはり味気ない。早速、Canvaにサインインし「Facebook」カバーを選択。テンプレートから良い感じのデザインを選べばいい。後は写真と文字を差し替えればいいだけ。

 ちょっと見にくかったので、画像を薄くしたり、文字のフォントを変更したが操作はとてもシンプル。デザインに関して頭を悩ませる必要がないのでラクだった。テンプレートや素材も大量に登録されており、無料プランでも十分な量を利用できるのがウレシイところ。

 インターフェースがとにかくシンプルで、各挙動もとても親切。たとえば、画像をアップロードする画面ではないのに、ファイルをブラウザー上にドラッグ&ドロップしようとすると、自動的にタブが切り替わってくれるのだ。

「Canva」サイトからログインする。FacebookやGoogleアカウントでもログインできる
まずは「おすすめ」に表示されている「Facebookカバー」を作ってみる
「テンプレート」を開き、好みののデザインを選ぶ
「アップロード」タブで写真をアップロードし、差し替える
文字を読みやすくするために「フィルター」で色味を調整する
文字を差し替える
まだ見にくかったので「調整」で彩度や明暗を調整する
ダウンロードをクリックして、画像を保存する
Facebookのカバーをアップロードする
文字の入ったカバーに差し替えられた。これで集客アップ間違いなし

イベント集客用のチラシを作るのもあっという間

 チラシやポスターを作るのも簡単。テンプレートを選んで写真と文字を入れ替えるだけ。写真の上に載せた文字の背景が邪魔になるなら、透過度を上げれば目立たなくなる。

 筆者がWordで作ったら、微妙に違和感のある箇所がたくさんあるひどいポスターになってしまうところだが、Canvaなら数分で良い感じに仕上がるのが本当に助かる。これなら、イベント集客に使う資料作成も、タスクに登録せずに即作業できるようになる。

ポスターのテンプレートから「教室用のポスター」を選択する
画像とテキストを差し替える。右上のアイコンから、透明度を変更できる
ダウンロードアイコンからダウンロードする。印刷する際は、「トリムマークと塗り足し」にチェックすることもできる
PDFファイルとしてダウンロードできる。塗り足しが表示されているのがわかる

月12.95ドルのプランなら
さらに自由にデザインできる

 ホームページに使う画像も手軽に作れる。とはいえ、たとえば950×250ドットの画像のテンプレートが都合良くあるわけではない。そんな時は、近いサイズのテンプレートを選び、デザインのサイズを変更すればいい。ただし、これは有料プランで使える機能だ。

 無料プランでは、8000以上のテンプレートに加え、2つのフォルダーと1GBのストレージを利用できる。月額12.95ドルの「Canva for Work」では、フォルダー数とストレージは無制限となり、デザインのサイズを変更したり、カスタムフォントをアップロードできるようになるのだ。30日間の無料お試しもあるので、気になる場合はクレジットカードを登録して利用してみよう。もちろん、試用期間内に解約すれば、課金されない。

 今回は、WordPressで作っているホームページのタイトル画像を作ってみる。イメージに近いテンプレートを選び、「サイズを変更」で画像サイズを指定する。あとは、画像とテキストを差し替えればいい。今回は、画像が横長なので、文字の位置も調整した。ドラッグ&ドロップで簡単に動かせるうえ、ちょうど良い感じの場所に紫のガイドラインが表示されるので、位置決めも簡単。

 こういう所が、センスのない筆者にはとても重宝する。画像は複数入れることができ、「配置」メニューから表示する順番を変更したり、位置を整列させられる。今回は、二つの画像を並べてみた。

ホームページに表示したいテンプレートを選ぶ
「サイズを変更」をクリックしたら有料プランの案内が出る。ここでは、無料お試しをしてみる
「カスタムサイズ」にチェックして、「コピーとサイズ変更」をクリックする
文字を移動する。ピンクのガイドが出て、良い感じの所にピタっと移動できるのが便利だ
「配置」メニューから上に表示する画像を指定できる
表示エリアの調整も真ん中のゲージを動かすだけでいい
左のタイトル画像を、文字入り複数画像のデザインに変更できた

 前述のとおり、無料でも8000種類のテンプレートを利用できる。Facebookカバーやポスターの他、プレゼンテーションやメルマガのバナー、Instagramの画像、レターヘッド、雑誌の表紙、デスクトップの壁紙、CDのカバー、メニュー、パンフレット、商品券、名刺、プログラムなど多岐に渡るデザインが用意されているのがすごい。

 ちょっと残念なのが証明書。それっぽいものをつくりたいニーズはあるのだが、デザインが海外風で日本では使いにくい感じ。履歴書も、オシャレではあるのだが、流石に日本で提出するには勇気がいるデザインだった。

格好いいプレゼン資料をサクッと作れる
レターヘッドのテンプレもたくさん登録されている
招待状もいろいろなデザインが登録されている。結婚式やパーティの招待状を自作するときに活躍してくれる

スマホやタブレットアプリも用意されており
使い勝手も上々

 iOSやAndroid向けアプリも公開されている。もともと、Canvaでは細かい作業をするわけではないので、タッチ操作でも問題なく操作できた。デスクトップPCの前に座る時間を確保する必要がなく、電車の移動時間にイベントのフライヤーを作れるのは時間とコストの大幅な削減につながるのでありがたい。ただし、今のところCanva for Workの機能はiPhone/iPadアプリで利用することはできない。現在開発中とのことだ。


Canva(iOS版)
Canva(Android版)


作者:Canva
価格:無料(アプリ内課金あり)



※アイコン横の文字をクリックでダウンロードページにアクセスします。

iPhone XS Maxでの画面。操作感はほぼ同じで迷わず利用できる
画像編集も直感的でやりやすい
Canvaでの創作であれば、iPadのディスプレイサイズで十分
PCで作成したデータを開けないこともある

 画像編集ソフトで頑張ればできることかもしれないが、その操作ができない人に取っては神アプリ間違いなしの「Canva」。日本語対応も進んでおり、さらに多くの日本語フォントへの対応や日本向けテンプレートの追加を期待したいところだ。無料で使えるのもありがたいが、ビジネスで使うのであれば、月額12.95ドルも安いもの。ヘビーに使い倒していきたいサービスだ。

筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「銀座のバーがウイスキーを70円で売れるワケ」(日経BP社)、「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。


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