ドコモ・Xperia A2はカメラも音楽も楽しめるオールラウンドな小型モデル

文●君国泰将 編集● ASCII編集部

2018年12月04日 10時00分

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 日本でAndroidスマホといったら「Xperia」! というくらい、スマートフォンのブランドとして認知されている「Xperia」。常に最新の技術とスマホのトレンドを取り入れて業界の最先端を走るXperiaシリーズですが、その歴史は決して順風満帆ではありませんでした。これからのXperia、ひいてはスマートフォンの来し方行く末を、ソニー大好きライターの君国氏に写真とともに紐解いてもらう連載です(基本的に登場するのは国内で発売されたモデルのみです)。

いまや珍しい手に収まるサイズ感
ドコモ「Xperia A2 SO-04F」

 「Xperia Z2 SO-03F」と時期を同じくして2014年夏に登場した「Xperia A2 SO-04F」。大型化の一途をたとるスマートフォン市場のなかにあって、手のひらにフィットするコンパクトモデルとして、2013年に発売された「Xperia Z1f」から1年ぶりの小型モデルの投入です。

 デザインは、Xperia Zシリーズから続くオムニバランス(全方位型)デザインという表面と裏面がフルフラットで、側面がなだらかにカーブしているラウンドフォルムとの組み合わせをコンパクトサイズでも継承。

 本体サイズは、65×128×9.7mm、重さは約138g。Xperia Z2と比較すると非常に小さく感じられるボディーで、背面はマットな樹脂素材で手に吸い付くような持ち心地と、側面のアルミフレームによる金属の高級感もあり、美しさと機能を両立しています。また、アルミ製の電源ボタン、ボリュームボタン、カメラボタンが象徴的でした。

 側面のアルミフレームは本体カラーにあわせた同色系でまとまり、ホワイトのみシャンパンゴールドとの組み合わせ。本体はIPX5/IPX8の防水性能・IP5Xの防塵性能をもったまま、イヤホンジャックはキャップレスを実現しました。

 また、本体左側面にはSIMカードスロット、microUSB端子、microSDカードスロットそれぞれがカバーで保護され、マグネット端子を使っての充電も可能です。

 カラーバリエーションは、基本となるグレーブラックとホワイトと、ラベンダーやオレンジといった華やかなカラーを加えた4色をラインナップ。

 ディスプレーサイズは、4.3型液晶を採用し解像度は720×1280ドット。ディスプレー解像度はフルHD(1920×1080ドット)には及ばないものの、幅広い色再現領域を持つ「トリルミナス ディスプレイ for mobile」や、インターネット動画など低画質の場合でも輪郭や画素の劣化を復元して、本来の質感やディテール感のある動画を再現する高画質エンジンの「X-Reality for mobile」はしっかりと備わっており、写真も動画を高画質で視聴できます。

スペックはそこそこだが
エンタメ機能が盛りだくさん

 スペックは、SoCはSnapdragon 800(2.2GHz、クアッドコア)、メモリー2GB、内蔵ストレージ16GB。「Xperia Z2」と違い、赤外線やフルセグ/NOTTVといった機能は備わっていません。バッテリー容量は2300mAhで、音楽なら最長で約81時間の連続再生が可能です。

 カメラ性能は、コンパクトデジタルカメラに一般に使われているサイズの1/2.3型で約2070万画素のイメージセンサー「Exmor RS for mobile」や、高精細な写真の撮影できる画像処理エンジン「BIONZ for mobile」、F2.0の明るく広角撮影ができる「Gレンズ」を搭載。

 Xperia Z2のような4K動画には対応していないものの、電子式手ブレ補正といった動画にも強いカメラ性能を持っていました。

 カメラアプリには、18種類のエフェクトを静止画/動画にかけられる「クリエイティブエフェクト」やカメラごしのXperiaの画面にエフェクトをかける「ARエフェクト」、「Vine」、「タイムシフト連射」、追加ダウンロードも可能で「背景ぼかし」と、撮影の楽しみを広げるアプリが多彩に使えます。

 オーディオ機能は、Xperia Z2で新たに加わったノイズキャンセリング機能やハイレゾ対応はXperia A2には備わっていませんが、専用の「WALKMANアプリ」を利用して、コンパクトさを活かした小さなオーディオプレーヤーとしての利便性がありました。

 イコライザーの調整やエフェクトといった調整を自分好みに変えるだけでなく、「ClearAudio+」をオンにすることで細かな設定を自動的に最適化したソニーおすすめの音質を気軽に楽しむこともできます。

 また、NFCにワンタッチすることで、ワイヤレススピーカーやワイヤレスヘッドホンなどと連携できます。

 バッテリーに関しては、電池の持ちを2倍にする「STAMINAモード」に加えて、必要最低限の機能のみ動作させて待受状態を長持ちさせる「緊急省電力モード」を備えており、緊急時に消費電力を抑えられます。

 文字入力には「POBox PLUS」を搭載し、入力を間違っても正しい予測候補を表示したり、候補選択を間違っても取り消しキーから再変換できるのがとても便利でした。また、キーボードのデザインを変更できる「キセカエ」も可能で、自分好みにカスタマイズできるのが楽しかったのです。

 そのほか、寒い時期に手ぶくろをしたままでも画面操作ができる「手ぶくろモード」や、画面の色補正できる「ホワイトバランス」といったXperiaならではの独自機能も盛り込まれていました。

 小さくまとまっているからこその持ち運びの利便性や、片手操作できる快適な操作感、高性能なカメラやオーディオプレーヤーとしても活躍できるコンパクトモデルでした。

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