Xperia温故知新! 波瀾万丈な歴史を紐解く

Xperia A4は多機能とコンパクトさのバランスが良し! (1/2)

文●君国泰将 編集● ASCII編集部

2019年02月06日 11時00分

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 日本でAndroidスマホといったら「Xperia」! というくらい、スマートフォンのブランドとして認知されている「Xperia」。常に最新の技術とスマホのトレンドを取り入れて業界の最先端を走るXperiaシリーズですが、その歴史は決して順風満帆ではありませんでした。これからのXperia、ひいてはスマートフォンの来し方行く末を、ソニー大好きライターの君国氏に写真とともに紐解いてもらう連載です(基本的に登場するのは国内で発売されたモデルのみです)。

スペックも良しのコンパクトモデル
「Xperia A4」

 「Xperia A4(SO-04G)」は、2015年6月に「Xperia Z4 SO-03G」とともにドコモより発売されました。スタンダードかつフラッグシップモデルとなるXperia Z4に対し、コンパクトでカジュアルな路線のXperia A4という位置付けでした。

 本体サイズは、約66×128×9.1mm、重さは約129g。デザインは、表面と裏面がフルフラットで、側面がなだらかにカーブしているラウンドフォルムとの組み合わせで、持ちやすさを重視しています。ちょうどこの1年前に発売された「Xperia A2 SO-04F」と非常によく似たテイストです。また、背面は樹脂を採用しながらもマットな質感を取り入れ、陶器のような手触りが特徴的でした。

 カラーバリエーションは、ホワイト、ブラック、ピンク、ブルーの4色をラインナップ。そのほか、アルミの削りだしの電源ボタンと、体と同色系に塗装されたボリュームボタンやカメラボタン、キャップレスのイヤホンジャックとカバー付きのmicroUSB端子を搭載していました。

 マグネット端子やストラップホールも備えており、端子類の配置を含めて「Xperia Z3 Compact」からの変化はありません。

 ディスプレーサイズは、4.6型(720×1280ドット)。視野角の広いIPSパネル、幅広い色再現領域を持つ「トリルミナスディスプレイ for mobile」や、Live Color LEDを搭載し、鮮やかに映像を表現します。低解像度の映像を質感やディテール感のある動画にするソニー独自の超解像技術「X-Reality for mobile」もこれまで同様に採用しています。

 スペックはSoCにSnapdragon 801(2.5GHz、クアッドコア)、メモリー2GB、内蔵ストレージ16GB、OSはAndroid 5.0でした。

 カメラ機能を見てみると、背面のメインカメラは、一般のコンパクトカメラと同等サイズの1/2.3型の約2070万画素のイメージセンサーExmor RS for mobileを採用。

 画像処理エンジンBIONZ(ビオンズ) for mobileや、焦点距離25mm、F2.0の明るく広角撮影ができるGレンズといったソニーのカメラ技術を備えています。ISO感度も、スマートフォンでありながら静止画でISO12800、動画時でも3200と非常に高感度です。暗所でもノイズを低減しつつ、動く被写体もブレを抑えた鮮明な画像を撮影でき、動画撮影では4K(3840×2160ドット)の記録にも対応しています。

 手持ちで走りながら被写体を追っても、なめらかで自然な動画が残せる電子手ぶれ補正機能の「インテリジェントアクティブモード」や、逆光・夜景・風景・人物など、12種類のシーンと4つのコンディションを状況にあわせて自動で判断してカメラ任せで撮影できる「プレミアムおまかせオート」を備えています。

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