生録ならXperiaと連携するリニアPCMレコーダーで

文●君国泰将 編集●南田ゴウ

2019年02月10日 10時00分

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生録用途ならXperiaと連携する
リニアPCMレコーダーがオススメ

 録音アプリさえインストールしてしまえば、ICレコーダー代わりにも使えるXperia。しかしながら、いざ演奏を録音してみようとなると、さすがにスマホ規模のマイクでは良質な音は録れないものです。

 楽器を演奏したり、講演を本格的に録音してみようと考えている方にぴったりなアイテムが、リニアPCM 96kHz/24bitのハイレゾ音源を録音再生できるリニアPCMレコーダー「PCM-A10」です。しかも、Xperiaとの連携で活用幅も広がるという親和性も持ち合わせています。

 PCM-A10は、リニアPCM 96kHz/24bitのハイレゾ録音と、リニアPCM・FLAC 192kHz/24bit(96kHz/24bit変換)のハイレゾ再生に対応したリニアPCMレコーダーです。本体サイズは幅約39.2×高さ約109.5×奥行約16mmで重量は約82g。スティックタイプで非常に持ちやすくコンパクトなサイズです。本格的な録音に対応しつつ、およそ約2万円というリーズナブルな価格で持ち運びもラクラクです。

左右に動く2つの可動式マイクで
録音シーン似合わせたベストな集音が可能

 非常に特徴的なギミックとして、左右に動く2つの可動式マイクがあります。インタビューなど特定方向の音を録音をしたい場合には、平行に向ける「ズームポジション」。ホールでの演奏や野外での鳥の声など広がりのある音を録りたいときには、マイクがお互いに90度外側へ向く「ワイドステレオポジション」。スタジオでの楽器演奏など自然で奥行きのある音を録音するしたい場合には、マイクをお互いに90度内側へ向ける「X-Yポジション」。

 この3つのポジションに調整して、録音シーンに合わせたベストな集音が可能です。

 わざわざ専用機として存在するからには、それなりの理由があります。遠くの音や小さな音までクリアに収音する「Sマイク・システム」は、見るとアルミの切削部品からなる円柱形のマイクに空気穴がポツポツと開いています。

 万が一の接触を避けるために、がっちりガードする本体から伸びるフレーム。さらにはアナログ信号をデジタル信号に変換するADコンバーターを2つ搭載した「Dual ADコンバーター」を備えており、ささやき声のような小さな音から、バスドラムのような大きな音まで、ひずみの少ない自然な録音ができるようになっています。

 内蔵メモリーは16GBで、外部スロットとしてmicroSDカードを追加できます。内蔵メモリーもしくはmicroSDカードどちらかで録音を始めたとして、もしも録音途中で残量がなくなっても、自動的にもう一方のメモリーに切り替えて録音を続けくれます。

録音レベルの自動調整機能もあり
すぐに本格的なレコーディングが行える

 前もって最大音量になる部分を含めて1分程度演奏しておくと、録音レベルを自動調整してくれます。何回もテスト演奏をしてレベル調整をする必要がなく、初めて音楽録音をする場合でも手軽に本格的なレコーディングができます。

 マニュアル録音時に突然大音量が入力されたときも入力を自動的に調整する「リミッター機能」や、ノイズを軽減して録音する「ノイズカットフィルター」「ローカットフィルター」といった賢い機能も備えています。

 シーンに合わせて「おまかせボイス」「会議」「講演」「ボイスメモ」「インタビュー」「歌・音楽」「バンド(大音量)」「Myシーン1」「Myシーン2」の9種類から設定を選ぶと、録音モードやマイク感度をまとめてオススメ設定にもしてくれるシーンセレクト機能も装備。

 録音/一時停止ボタンを長押しして録音スタンバイ状態にすると、メモリーに最長5秒間の音声を保存するので録り逃しを防いだり、音が発生すると自動的に録音をスタートしてくれます。

USB経由でパソコンに直で接続
Xperiaとアプリで連携するとさらに便利に

 本体の底面には三脚穴があるので、別途三脚に設置しての録音も可能。三脚を使えば振動を吸収して、机や床の接地面からの振動を防いで録音ができるといったメリットがあります。

 本体下側には直接パソコンと接続できるスライド式のUSB端子を搭載。USBをスライドさせてパソコンとダイレクトに接続し、音声や音楽ファイル、データを転送できたり、USB接続した状態で本体への充電もできます。

 ここまでは、PCM-A10の単独機能として優れている部分ですが、Xperiaに録音専用アプリ「REC Remote」をインストールしてBluetoothで接続すれば、さらに便利になります。

 まず、アプリから録音開始や一時停止、停止といった基本操作に加えて、リハーサル機能の使用や録音モードの設定、録音情報や録音レベルの確認や調整などもXperiaにの大画面から操作できます。

 演奏を録音するベストポジションにPCM-A10をセットしておけば、あとはレコーダーまで近寄らなくても、離れたところから録音操作ができます。また、本体に触れた時の音などを拾ってしまったという事態も防げます。

 PCM-A10はNFCを備えているため、Bluetoothの接続の際はNFCやおサイフケータイを備えるXperiaを近づけるだけで簡単にペアリングが完了します。

 さらに、今どきの超便利機能として、スピーカーやヘッドフォンなどのBluetooth対応オーディオ機器にも接続が可能。録音したファイルや音楽をワイヤレスで再生できるので、録音した後にすぐに演奏内容がどういった具合に録音できているかのチェックも可能です。

 こうした専用のPCMレコーダーならではの高機能を使いつつ、オペレーションをXperiaに任せることで、もっと便利に使える良い組み合わせとなります。これから生録を初めてみようという方に、ぜひオススメしたいアイテムです。

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