水泳中も使えるメモリー内蔵の左右独立型イヤフォン:Xperia周辺機器

文●君国泰将 編集●南田ゴウ

2019年02月24日 10時00分

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スマホ接続のほか単体でも使える
左右独立型ヘッドセット「WF-SP900」

 スマホの究極のヘッドセットと言えば、左右独立型のワイヤレスヘッドセットでしょう。左右独立型のヘッドセットは、配線が一切なくひっかかったり邪魔にならない自由度が最高ですが、逆にケーブルがないということは、耳の穴(外耳孔)だけで保持することになるため落としてしまわないかという不安もあります。

 そのひとつの解とも言えるのが、左右独立型でありながらガッチリと装着でき、かつIPX68の防塵防水性能やメモリーを内蔵した、ソニーのBluetooth対応ワイヤレスヘッドセット「WF-SP900」です。さっそく、Xperiaに接続して使ってみましょう。

 WF-SP900は、ランニングや水泳といったスポーツ中の利用も想定していることもあり、他社の左右独立型ヘッドセットより装着に特徴があります。実際に本体を眺めてみると、一般的なカナル型イヤフォンと比べて耳に差し込む部分が長くなっています。

 これは耳の中での保持力を持たせるためで、さらにイヤーピースの装着位置を2段階に調整できることにより、耳の穴の深さによってさらに適合させることができます。

 ちなみに、イヤーピースは通常タイプのものがSS/S/M/Lの4種類と、水泳用イヤーピースとしてSS/S/M/Lの4種類が用意されています。さらなる装着性をアップするために、根元部分にひっかけるためのフィッティングサポーターというパーツもあります。これは耳の内側にひっかかるためのパーツで、耳の形状に合う新開発のアークサポーターが3サイズ用意されており、保持力が大幅に上がるというもの。

保持力の強さはなかなかのもの
本体も軽量で激しく動いても問題なし

 実際に耳に装着してみると、イヤーピース部分の長さでしっかりはめ込めることに合わせて、フィッティングサポーターが耳のフチ(耳甲介腔)のくぼみにひっかかり安定します。

 本体も小型で左右各約7.3gまで軽量化していることもあり、動いても気にならず思い切り首を振ってもジャンプしても激しく動いても、簡単に外れることはありません。「落ちてしまうかも?」という意識が働かない心地よさは、かなり大きいものがあります。

 また、WF-SP900は水が入り込まない接着剤や接合技術を使った止水構造と、腐食に強い端子を採用したこと、で海で泳いでも使えるIPX5/8の防水性能に対応。ボディーは独自のシール構造で、IP6Xの防塵性能や-5度までの耐寒性能も備えています。屋外でのスポーツやアウトドアでも安心して使え、かつ急な雨でも安心。汚れたら丸洗いできる超アクティブ仕様です。

 カバンに潜ませてもしてもかさばりにくい、省スペースなバッテリー充電機能付き収納ケースも付属します。ケース内部にヘッドセットを収めると、イヤフォンは自動的に電源オフになって充電開始、本体を2.5回フル充電できます。フル充電にかかる時間は約1.5時間です。

 連続音楽再生時間は3時間程度なので、聴き終わったらキャリングケースに収納し、聴きたいときに取り出すといった使い方がベターです。ちなみに、単独利用のプレーヤーモード(Bluetoothオフ)にすると約6時間利用可能です。

スマホとはBluetoothで接続
本体側でさまざまな操作が可能

 XperiaとはBluetothで接続します。対応コーデックはSBCとAACで、再生周波数帯域は、50-8000Hz。左右の接続はNFMI接続で、アンテナ構成や部品の配置に加えてアンテナに悪影響をもたらすノイズを削減したことで接続は非常に安定しています。音声の遅延もかなり抑えられており、動画視聴時に映像と音声がズレてイライラすることもありません。

 NFCを備えたXperiaやウォークマンとのペアリングはとてもカンタンです。ケースからイヤフォンを取り出して電源オンの状態にし、キャリングケースの裏側にあるNFCを近づければペアリングが完了します。

 これだけ小さい本体でも、操作系の物理ボタンが左右にひとつずつ備わっており、ダイレクトに操作できます。左側の本体にあるボタンは、電源オン/オフ(2秒押し)、アンビエントサウンド(外音取込機能)のオン/オフ(1回押し)。素早く3回押すと、「プレーヤーモード」と「ヘッドホンモード」との切り替えとなります。

 右側の本体あるボタンは再生(1回押し)、曲送り(2回押し)、曲戻し/再生中の曲の頭出し(3回押し)、着信時に受ける終話する(1回押し)といった動作です。Androidの「Google Now」といった音声アシスタントの呼び出し(右側ボタンを2秒押し)も可能です。

 さらに、左右の本体の上をタップすると音量調整操作が可能。右側を2回タップすると音量アップ、左側お2回タップすると音量ダウン。Xperiaをすぐに触れない場合でも、本体単独でこれだけ操作できると、とても助かります。

スマホアプリでさらに細かい設定が可能
本体のみでも使えるメモリー内蔵型

 スマホ専用アプリ「Headphones Connect」をXperiaにインストールすると、さらに細かい設定ができます。アプリでは、「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」として、音楽を聴きながらも周囲の音を取り込んですべてが聞こえる「ノーマルモード」と、騒音は低減しつつ人の声だけは取り込む「ボイスモード」の使い分けや、「イコライザー」「音質モード(音質優先モード/接続優先モード)」の切り替えといったこともできます。

 あらかじめアンビエントサウンドモードと好みのイコライザーを設定をしておくことで、本体左側のボタンを2回押しして、瞬時にその設定に切り替える(クイックサウンドセッティング)といった使い方もできます。

 本体は4GBのメモリーを内蔵。XperiaとBluetooth接続して使う以外にも、ヘッドホン単独で音楽再生ができるので、スポーツ中で音楽プレーヤーが邪魔になる場合などでも完全にフリースタイルで音楽を楽しめます。

 内蔵メモリーの音楽を再生中でも、「Sony | Music Center」アプリを開いてメモリーに転送している楽曲一覧をBluetooth接続したスマートフォンから確認したり、選曲するといったハイブリッドな使い方もできます。

 耳にピッタリフィットする安心感と、音途切れや遅延というストレスのない安定感が非常に心地よいWF-SP900。Xperiaに入った音楽を聴いたり、ストリーミング再生でワイヤレス動画視聴するといったいつもの使い方に加えて、手に物を持てない状態でも内蔵メモリーに入れた音楽が聴けるといった使い方のバリエーションが加わり、なかなかに重宝します。

 ここまで機能満載ながら、ノイズキャンセリング機能だけがないことが惜しいところですが、これもまた使い方次第といったところ、自由を手に入れられる左右独立型のヘッドフォンとして、とてもオススメの1台です。

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