Xperia Z5 Premiumは溜息が出るほど美しい初の4Kディスプレー搭載機

文●君国泰将 編集● ASCII編集部

2019年03月15日 10時00分

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 日本でAndroidスマホといったら「Xperia」! というくらい、スマートフォンのブランドとして認知されている「Xperia」。常に最新の技術とスマホのトレンドを取り入れて業界の最先端を走るXperiaシリーズですが、その歴史は決して順風満帆ではありませんでした。これからのXperia、ひいてはスマートフォンの来し方行く末を、ソニー大好きライターの君国氏に写真とともに紐解いてもらう連載です(基本的に登場するのは国内で発売されたモデルのみです)。

初の4Kディスプレーを搭載したハイエンド
「Xperia Z5 Premium」

 「Xperia Z5 Premium SO-03H」は、2015年秋冬の新モデルとしてドコモから発売されました。「Xperia Z5 SO-01H」「Xperia Z5 Compact SO-02H」「Xperia Z5 Premium SO-03H」という3つのバリエーション展開のうち、最大サイズかつ最上位スペックのモデルです。

 ディスプレーサイズが5.5型と大きくなり、本体サイズもさらに巨大化したのかと思いきや、実際のところXperia Z5と比べても横幅は約4mm程度の差なので、手に持ってもそこまで違和感もなく大人の男性であれば片手でもしっかりと握れるサイズでした。本体サイズは、長さ約76×154×7.8mm、重さは約181gです。

 スペックを見るとCPUは64ビットのSnapdragon 810(MSM8994)を採用、メモリーは3GB、内部ストレージは32GBと当時のハイエンドの流行を押さえています。

最大の特徴が4Kディスプレーと4K動画撮影

 そしてXperia Z5 Premiumの最大の特徴ともいえるのが、5.5型の4Kディスプレー(解像度3840×2160ドット)。画面サイズに対する画素密度は806PPIとなります。ただし、消費電力を抑えるため、4Kの超高解像度を活かせるのは4K動画や写真をみるときのみで、通常時はフルHD表示となっていました。

 基本的なデザインはXperia Zシリーズのオムニバランスデザインを踏襲し、表も裏もフルフラット。背面の強化ガラスはXperia Z5のようなつや消しのフロストガラスではなく、鏡のように反射する輝きのある光沢感に、サイドも同じく輝きのあるメタルフレームでピカピカ仕様です。

 サイドフレームには「XPERIA」のロゴが刻印され、電源ボタンは指紋センサーを兼用。この電源ボタンに指で触れる事で、指紋センサーで画面ロック解除ができるようになりました。最大5つの指まで登録でき、本体を握る時によく触れる指を優先して登録しておくと、電源ボタン(指紋センサー)でスリープからロック解除までできたのです。

 そして大きく進化したカメラ機能は、F2.0のGレンズに1/2.3型で約2300万画素のイメージセンサー「Exmor RS for mobile」を新たに搭載して、コントラストAFと像面位相差AFを組み合わせたハイブリッドAFで、最速0.03秒のオートフォーカスを備えます。

 画像処理エンジン「BIONZ for mobile」との組み合わせで、解像感を保ちながらのズーム「Clear Image Zoom」により、5倍ズームまで利用できるようになりました。「プレミアムおまかせオート」で撮影する際には、画面に表示する2つバーを上下させて「明るさ」や「色合い」を調整できます。

 4K動画を撮影し、欲しいと思ったシーンで「フォトキャプチャー」すると、800万画素の写真として切り出す事もできるようになっているので、ひとまず動画を撮っておいてから気に入ったシーンを切り取るといった使い方ができるのでこれもかなり便利です。

オーディオ機能ではハイレゾもノイキャンも搭載

 高音質で聴けるオーディオ機能も充実しており、CDの音質を上回るハイレゾ音源(192kHz/24bitまで対応)を、ハイレゾ音源対応のイヤホンもしくはヘッドホンを用意することでヘッドホン出力からハイレゾ音源を聴けます。

 MP3のような圧縮音源をハイレゾ相当にアップスケーリングする「DSEE HX」技術も備えています。Bluetooth接続してワイヤレスで音楽を楽しむ場合には、従来のSBCコーデックと比べると最大で約3倍のデータを転送できる「LDAC」にも対応。

 周囲の騒音を感知して騒音を最大約98%低減するデジタルノイズキャンセリング機能もありますが、これまではハイレゾ用とはまた別イヤホンを用意しないといけないもどかしさがありました。それが、Xperia Z5 Premiumからは、別売のノイキャン搭載ハイレゾ・オーディオ対応ヘッドセットが登場し、両方の機能を同時に使えるようになったのです。

 そのほか、IP65/IP68相当の防水性能と防塵性能は備え、上部にあるイヤホン端子と下部にあるmicroUSB端子は、キャップレス防水になっています。また、Xperia内のテキストフォント変更も可能で「ソニーモバイルUDゴシック」の他に「ベビポップ」「万葉行書」「ハミング」「モトヤマルベリ」「UD角ゴ コンデンス80」と、6種類のフォントから選ぶことができました。

 あくまでも4K解像度の恩恵を受けられるのは、動画や静止画という限定的なものでしたが、スマートフォンで初の4Kディスプレーというインパクトは、当時相当大きかったのは間違いありません。

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