コンパクトボディーがウリの「Xperia Ace」はカメラ機能も充実!

文●友納一樹(ゴーズ) 編集●ASCII編集部

2019年08月04日 12時00分

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 今回レビューする端末は、ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia Ace」。コンパクトなボディを特徴とした「Xperia XZ2 compact」の後継機です。Xperiaシリーズの最新モデルでは、トリプルカメラや縦長ボディーが話題の「Xperia 1」が最新のハイエンドであるのに対し、Xperia Aceは価格4万円台のミドルレンジとなっています。キャリアではドコモのみが取り扱い、現在発売中です。

 カラバリは「パープル」「ホワイト」「ブラック」の3種類で、価格は4万8600円(税込)。今回、Xperia Aceを1週間ほど使う機会を得たので、その使用感や性能をレポートします。

ポケットにすんなり収まるコンパクトボディー

 まずは本体からチェック。最大の特徴は、そのコンパクトさ。画面の上下左右どこにでも親指が届くので、楽に操作できます。やや厚みを感じますが、フレームが丸みのあるデザインであるのと、本体幅はがっちりホールドできるサイズなので持ちやすいです。

約67×140×9.3mm、重量は約154g
メタリックなフレームは丸みのあるデザイン

 本体右側には、電源ボタンと音量調節ボタンを搭載。電源ボタンは指紋認証センサーも兼ねており、ボタンを押してそのままロックを解除できるので便利。反応も早いので快適でした。音量ボタンは丸い形がかわいいのですが、もう少し大きいほうが押しやすいでしょう。

丸い音量ボタンは、デザイン的におもしろいが、若干押しづらさを感じた
左側にSIMカードとmicroSDスロット
上部には、3.5mmのイヤホンジャック
下部にUSB Type-Cポート

 スマホがどんどん大型化する傾向にあるなか、このコンパクトなサイズ感はめずらしいと言えます。筆者はふだんグーグル「 Pixel 3a」を使用していますが、Xperia Aceを持ったときは思わず「小さい…」とつぶやいたほど。フィット感は抜群で、丸みのあるフレームも持ちやすさに配慮されているなと感じました。

 ディスプレーは約5型で、解像度はFull HD+(1080×2160ドット)、画面比率は18:9。ハイエンドモデルと比べれば、画面は小さく、動画視聴やゲームプレー時の没入感は高くありません。とはいえ、映像自体はとてもきれいに表現できています。

没入感や迫力はいまひとつか
サイズが近いiPhone 8(左)と比較。ディスプレーはXperia Aceのほうが大きい

超広角インカメラが特徴

 背面には、約1200万画素、F値1.8のシングルカメラを搭載。Xperiaではおなじみの「プレミアムおまかせオート」機能で、被写体やシーンに合った設定で撮影できます。

 日中の風景や食事は総じてキレイに撮影できました。空の青や草木の緑など、発色が良く鮮やかな仕上がりになっています。ご飯も、ソースや目玉焼きの照りが出ていて美味しそうです。細かな設定をしなくてもきれいに撮れるのはウレシイところ。

駅のホームから撮影。青や緑が鮮やかに表現できている
目玉焼きとソースに照りがあり、美味しそうに撮れた
やや暗い店内だったが、美味しそうに撮れた

 次に夜景撮影をテスト。Xperia Aceは、光学式と電子式を組み合わせたハイブリッド手ブレ補正を搭載しており、またF値1.8のレンズとイメージセンサーにより暗い場所でも明るく撮れます。実際の撮影ではやや明るくなりすぎてしまうこともありましたが、発色は悪くない印象です。

発色はいいが、全体的に少しぼんやりしているように見える
屋内の照明が若干明るすぎるが、上の写真よりもシャープな印象
この写真では、オレンジがきりっと鮮やかに出ている

 背景をぼかして撮影できる「ぼかしエフェクト」機能も試してみました。ぼかしの程度は悪くないのですが、ぼけている部分とピントが合っている部分の境目が気になりました。また、被写体の一部と重なった奥の部分がぼけていないことも……。同じく背景をぼかす「ポートレートモード」を搭載するPixel 3aと撮り比べてみましたが、Pixel 3aのほうが境目などもなく、バランス良くぼけがかかった自然な仕上がりです。

中央あたりに境目が見える。角にわずかにぼかしがかかってしまうこともあった
Pixel 3aの「ポートレートモード」で撮影。全体にぼかしが効き、自然な仕上がりに

 インカメラは、約800万画素で、F値2.4。画角は最大約120度と超広角なので、複数人での自撮りするときも背景を入れて撮れるので役立ちそう。画面内のアイコンをタップして、80度と120度の画角の切り替えができます。

腕を伸ばした状態で約80度。切り替えは右下のアイコン
約120度。横向きにすればさらにワイドに背景を入れて撮れる

 特徴的な機能としては、4枚の連続写真を4コマの動画や1枚の写真に編集する「4コマストーリーモード」があります。ポーズや表情を変えて、普段の自撮りよりもおもしろい写真が撮れそうです。

連続写真は1枚ごとにカウントダウンがされる
連続写真を1枚に合成した「4 コマフォト」。4枚から撮り直したい写真を選ぶこともできる

 インカメラは「ポートレートセルフィー」モードが使用可能です。同モードに切り替えると、背景のぼけや美肌など全部で5つの効果に補整がかかるようになっています。効果を選んで補整具合を調節できます。

補整効果は、「背景ぼけ」「美肌」「肌の明るさ」「目の大きさ」「輪郭補正」の5種類。効果を選んで、スライダーで調節可能

 また、スリープ状態で電源ボタンを2度押すと、カメラをすばやく起動できます。

ミドルクラス相当のCPUを搭載

 OSはAndroid 9、CPUはSnapdragon 630を搭載。メモリーは4GB、内蔵ストレージは64GB。スマホのパフォーマンスを数値化して評価できる「AnTuTu Benchmark」アプリでベンチマークを計測してみると、「91812」とミドルレンジの中では上位にあたるスコアを記録。実際使っていて、まれに動作が重くなることがありましたが、ストレスになるほどではありませんでした。

最高スコアは「91812」。何度かテストしたが、9万点以上は常に維持していた

 バッテリー容量は2700mAh。電話やメール、カメラなどを主に使用するのであれば、外出時でも電池切れの不安なく使用できるでしょう。電池持ちが不安な場合でも、「STAMINAモード」を有効にして電池の消費を抑えられます。

一部の動作を制限して、電池の消費を抑えられる

 便利機能としては、Xperia XZ3なども搭載する「サイドセンス」を搭載。画面端にあるバーをダブルタップして起動できます。ただし、もともと片手で操作しやすいサイズなため、筆者はあまり使いませんでした。バーの長さや表示場所は設定から変更可能です。

次に使うアプリを予測して表示してくれる
画面表示と重なって気になる場合は、透明度を高めるのがオススメ

 また、画面が縮小され片手での操作がしやすくなる「片手モード」も搭載。コンパクトな画面表示がさらに小さくなってしまうのでこちらもあまり使わず。ただし、手の小さい人などには便利かもしれません。アプリアイコンが大きく表示され見やすい「シンプルホーム」に設定することもできます。

画面が片側に寄るので、操作がしやすくなる
見やすくなる「シンプルホーム」

 その他、防水(IPX5/IPX8)・防塵(IP6X)性能を備え、おサイフケータイに対応と、一通りの機能を備えています。

【まとめ】コンパクトだが基本機能は充実! コスパも良し

 Xperia Aceの魅力は、やはりそのコンパクトなボディーです。大画面スマホは、動画視聴時の迫力や優れた視認性などが魅力ですが、画面端に指が届かず、両手で操作しなければならないことも多いもの。このサイズなら、その都度手の位置を変えたり持ち替えたりするストレスもありません。CPUはミドルクラスのものを搭載するため、コンパクトながら動作もさほどもたつくことなく快適に使えるはずです。

 カメラ性能の充実ぶりも光ります。風景やご飯など、色彩をきりっと鮮やかに表現でき、夜景も手ブレすることなく撮影できます。特に、アウトカメラよりも広角のインカメラは自撮りが快適です。独自の「4コマフォトストーリー」機能を使えば、いつもと違う写真を楽しめます。

 大型のスマホが増えるなか、コンパクトなサイズ感を求めている人も多いはず。また、5万円を切る価格も大きな魅力。片手で操作できる使い勝手の良さを重視する人、超広角カメラで撮影を楽しみたい人にオススメします。

ドコモ「Xperia Ace SO-02L」の主なスペック
メーカー ソニーモバイルコミュニケーションズ
ディスプレー 5型
画面解像度 1080×2160ドット
サイズ 約67×140×9.3mm
重量 約154g
CPU Snapdragon 630 2.2GHz+1.8GHz
(オクタコア)
内蔵メモリー 4GB
内蔵ストレージ 64GB
外部ストレージ microSDXC(最大512GB)
OS Android 9
最大通信速度(下り/上り) 500Mbps/75Mbps
VoLTE ○(HD+)
無線LAN IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応)
カメラ画素数 アウト:約1200万画素(F値1.8)/イン:約800万画素(F値2.4)
バッテリー容量 2700mAh
FeliCa/NFC ○/○
ワンセグ/フルセグ ×/×
防水/防塵 ○/○
生体認証 ○(指紋)
USB端子 Type-C
Qi ×
カラバリ パープル、ブラック

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