スマホ天国香港に世界中の5Gスマホがもうすぐやってくる

文●山根康宏 編集●ASCII編集部

2019年08月08日 10時00分

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900Mbps弱の速度を体感、香港の5G開始はまもなく

香港でも5Gサービスは開始目前!

 日本でも7月後半から5Gを体験できるイベントがいくつか開催されましたが、筆者の居住する香港でも8月1日から5Gのライブデモを行なう通信キャリアのフラッグシップストアがオープン。2019年は各国で5Gが始まっていますが、香港も5G免許の割り当てがあり、来年には本格的なサービスが始まろうとしています。

中国移動香港のフラッグシップストア

 香港のビジネス中心地、セントラル地区にオープンした中国移動香港(China Mobile Hong Kong、CMHK)のフラッグシップストアは最新技術をデモする場所で、店内には対人カウンターはなく、各社のフラッグシップスマートフォンの展示やVRの体験ゾーンが設置されています。

 入口をくぐると、もっとも目立つ位置にはファーウェイの折りたたみスマートフォン「HUAWEI Mate X」が展示されています。ショーケースでの展示ですが、来客者たちの目を惹きつけていました。

HUAWEI Mate X。5G開始時は目玉の端末となりそう

 そして店内の一角には5Gスマートフォンを展示した速度体験コーナーが設置されています。なお、速度テストに利用されるのは香港通信監理局(OFCA)の公式アプリ。Speedtest.netなどのアプリを使ってもいいのでしょうが、香港では行政側が公式の速度測定アプリを出しており、各社のネットワークをなるべく同一条件でテストできるようにしています。

5G速度体験コーナーの案内。OFCAアプリで比較できると書いてある

 端末はファーウェイの「HUAWEI Mate 20 X(5G)」。アンテナマークのところにしっかりと「5G」の表示が出ています。周波数などは非公開とのことで、残念ながら4G/5Gの電波の組み合わせも不明です。香港では現在5G NR方式で3.3GHz、3.5GHzの電波が飛んでいるようなので、そのどちらかでしょう。

デモ端末はHUAWEI Mate 20 X(5G)
5Gの電波をつかんでいる

同じ条件のスピードテストでは圧倒的な差が!

 スピードテストチェックでは、同じHUAWEI Mate 20 Xを4Gに固定したモデルと並べて同時に速度を計測できました。何度かテストを繰り返してみたところ、5G側は870Mbpsが最高、平均800Mbps、4Gで平均150Mbpsといったところでした。上りは5Gが100~120Mpbs、LTEが20~40Mbps。また、遅延は5Gが10ms台、4Gが30ms台でした。デモ用に整備された環境かもしれませんが、4Gと5Gの違いがよく出ています。

4G(左)と5G(右)の比較。5Gは806Mbpsを計測している

 さて香港で5Gが始まるとどのようなメリットがあるでしょうか。マニア的には現時点でも世界中から最新スマートフォンが輸入され、スマホビルと呼ばれる「先達廣場」などで自由に売買されています。また、香港はプリペイドSIMの購入に登録が不要で自由に購入できます。つまり香港で5Gが始まれば、他の国でしか売られていない5Gスマートフォンが輸入されて販売されるようになるでしょうし、プリペイドSIMで5Gが利用できる日もすぐに遠くないはず。最新の5G端末を買って、その場で5G回線を試すことが手軽にできるようになるわけです。

すでに先達廣場はLGの5Gスマホ、V50 ThinQも輸入販売されている

 6月には別のキャリア、香港電訊(HKT)も5Gの体験イベントを開催しており、香港市民の間でも5Gに対する認知度が高まっています。日本の5Gも正式なサービスインは来年ですが、自分の5Gスマートフォンをそのまま香港に持ち込んで使えるようになる日も、早い時期にやってくるでしょう。

HKTの5G体験イベント。週末に開催され、家族連れでにぎわった

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