ZenBookでは「ScreenPad」対応モデルが増えてきた 筆者撮影
最近、2つのディスプレーを搭載したノートPCが徐々に登場しています。メインの画面とは別に、ノートPCの空きスペースに2つ目の画面を搭載し、有効活用しようというアイデアです。
なるべく多くの面積をディスプレーにしようという方向性は最近のスマホの進化にも似ていますが、2つ目の画面の活用方法によっては今後のトレンドになる可能性があります。
■ASUSは「空きスペースの画面化」を進める
ノートPCではディスプレー周囲の余白をなるべく減らす狭額縁化が進んでいます。最近では面積のほとんどをディスプレーが占める機種も出てきており、そろそろ限界に達するかと思われてきました。
そこでキーボードやタッチパッドの側に表示領域を拡張しようと挑戦しているのがASUSです。ノートPCのタッチパッド部分に液晶画面を埋め込んだ「ScreenPad」を、ASUSのZenBookシリーズが続々と採用しています。
最新モデルの「ZenBook Pro Duo」では、キーボードを手前側に、タッチパッドを右端に寄せ、奥に空いたスペースに横長の画面を搭載することで、15型のメイン画面と合わせて本格的な2画面を実現しています。
15型のZenBook Pro Duoは下位モデルでも36万円と、クリエイターやプロフェッショナル向けの価格帯です。これに対して海外では、より手の届きやすい14型の「ZenBook Duo」も展開しています。