iPhone 11に買い替え時の料金&端末価格まとめ【ドコモ編】

文●二子/ASCII編集部

2019年09月22日 12時00分

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iPhone 11

 ついに発売されたiPhone 11の3モデル。旅行や集合写真に便利な超広角レンズが追加。特にベーシックモデルのiPhone 11は、カメラが強化されつつも、そのカメラとディスプレーを除いた主要機能は上位モデルと共通点が多く、しかも比較的安価とお買い得感が高い。

 そこで今年久々にiPhoneの買い替えを考えているという人も多いだろうが、ここ1~2年ほどの間に各キャリアの料金プランが刷新されたほか、端末購入にともなう毎月の割引がなくなるなど、大きく変化している。そこで現行の料金プランを整理するとともに、端末価格や購入方式などの情報を、キャリアごとに分けて紹介していく。今回はまずドコモ編だ。

※金額はすべて税抜。10月以降に内容が一部変更になる部分もあります。

今のドコモの料金プランは
月30GBの「ギガホ」と段階制の「ギガライト」との実質2つ

 ドコモの現在の料金プランは、今年6月に導入された「ギガホ」「ギガライト」の実質2択。従来プランはすでに新規申込は不可。以前の主力だった、家族間で通信量を分け合う「シェアパック」に相当するものも存在しない。

(税抜) ギガホ ギガライト
標準料金 6980円 2980~5980円
月間通信量 30GB ~7GB
通話定額 700円(1回5分)、1700円(かけ放題)
キャンペーン -1000円(6ヵ月)
家族
割引
(2回線) -500円
(3回線~) -1000円
テザリング ◎(標準)
最安料金 4980円(6ヵ月) 1980円~

 「ギガホ」はヘビーユーザー向け。月30GBとたっぷりの通信量が利用でき、それをオーバーしてしまっても最大1Mbpsと、SNSやウェブなどを見る限りは、まずまずの速度で使い続けられる。料金は月5980円。「ギガホ」に加入すると、キャンペーンの「ギガホ割」により、6ヵ月間、月1000円が割り引かれる。

ギガホは月30GB。それ以上も1Mbpsで使える

 「ギガライト」は、段階制のプランで容量ごとの料金は以下のとおり。5GB以上使うと「ギガホ」との料金差は月1000円。しかも7GBまで達すると、通信速度は128kbpsに制限される。ある程度以上の通信量を使う人は、多少持て余す印象があっても、上位の「ギガホ」を契約することになりそうだ。

ギガライトは段階制のプラン。上限は7GB

 なお、従来プランのように、「ISP料」「データ定額」などの分類はなく、料金は基本的に上記金額のみ。テザリングのオプション料金も無い。ただし、ここには国内通話定額は含まれておらず、1回5分の「5分通話無料オプション」は月700円、通話時間制限なしの「かけ放題オプション」は月1700円がそれぞれプラスとなる。

 またドコモの家族割引である「ファミリー割引」に加入している場合は、2回線の場合は月500円、3回線以上の場合は月1000円がそれぞれの回線から割り引かれる。

「月々サポート」が終了しているなら新プランに
たくさん残っているなら、SIMフリー版購入も視野に入れたい

 計算が複雑になってくるのは、ギガホより古い料金プランで契約しているユーザーの場合。以前は、iPhoneを購入すると「月々サポート」と呼ばれる割引が、最大24回、月々の料金に対して発生していたが、これは完全に無くなっている。

昨年までのドコモにおけるiPhoneの価格表の例。スマホを購入すると「月々サポート」と呼ばれる、毎月の料金への割引が発生していた。これが今は無くなった

 まず、「月々サポート」がもう終了済み、もしくはこの秋で終了する場合(つまり今のiPhoneは2年以上前に購入した人)。iPhone購入とともに「ギガホ」「ギガライト」への移行が現実的だろう。端末購入時に月々の料金への割引が発生しない、いわゆる“分離型プラン”では、その割引の代わりに、料金が値下げされた形になっている。「月々サポート」を抜きにした従来プランの料金と比べると、基本的に「ギガホ」「ギガライト」は安価になっているはずだ。

(税抜) ギガライト
(月5GBまでの利用時)
カケホーダイライトプラン
+データMパック
月間通信量 5GB 5GB
通話定額 1回5分まで
月々サポート × 約2200円
実質支払額 5680円 約4800円
割引終了後 7000円

 続いて、昨年にiPhone XS/XRなどを購入して、「月々サポート」がまだ1年分、または相当な月数分残っている場合。iPhone XS/XRの「月々サポート」は税込で約2400円とかなり多め。しかし、ドコモからiPhone 11を購入して機種変更すると、この「月々サポート」の残りの権利が消滅する。仕方なく「ギガホ」「ギガライト」に切り替えても、実質的な料金がアップする可能性が高い。

 その場合どうするか。ドコモによる割賦販売やサポートが必要という人以外は、iPhone 11はApple StoreからSIMフリー版を購入して、SIMだけを差し替えて利用するという選択肢も検討したい(Apple Storeでもショッピングローンによる購入や旧端末の下取りは可能)。そして「月々サポート」が切れたタイミングで「ギガホ」「ギガライト」に切り替えればいいのだ。

SIMフリー版のiPhoneを購入して、SIMだけ差し替える。キャリアからスマホを買うのが当たり前の人には面倒な感じもあるが、ショップで長々とした説明を聞いたり、手続きの必要がないので、慣れると楽だ

ヘビーユーザー以外は「ギガホ」の月30GBは多すぎ!?
新プランで実質的な支払額がかなりのアップのパターンも

 また、ドコモの料金プランが「ギガホ」「ギガライト」の2択になったことで、相当不利になるユーザーもいるという例を最後に紹介しておきたい。たとえば、これまで月20GBのデータ定額を利用していて、「月々サポート」がこの秋に切れるというケース。月7GBが上限の「ギガライト」では足りないからと「ギガホ」を選ぶと、月々サポート分を入れると、2000円近い実質値上げとなる。

(税抜) ギガホ カケホーダイライトプラン
+ウルトラデータLパック
月間通信量 30GB+1Mbps 20GB
通話定額 1回5分まで
月々サポート × 約2200円
実質支払額 7680円 約5800円
割引終了後 8000円

 実は次回紹介するauは、さまざまなプランを選択肢に残した結果、非常に複雑なことになっているのだが、だからと言って、ドコモがアピールする“料金のシンプルさ”は、既存ユーザーにはとても手放しでは歓迎できない。ドコモユーザーは料金内容をしっかりチェックした方がいいだろう。

 なお、上記の料金プランはすべて2年契約を前提にしている。10月からドコモは契約期間途中に解約した場合の解除料を1000円にした新プランに変更されるが、プラン内容自体は変更点は無い。既存ユーザーが更新月以前に10月以降の新プランに変更しても、その2年契約の満了までは解除料は1000円にはならない(9500円のまま)。

「スマホおかえしプログラム」は36回分割払いで
24回の支払い後に端末返却で残りが免除 実質2/3の負担

 続いてドコモでのiPhone 11の端末価格や購入方式について紹介しよう。一括価格、支払総額で比較すると、SIMフリー版より数千円高い設定になっている。そして、分割購入時は36回払いが原則で、「スマホおかえしプログラム」というプログラムに加入が可能だ(一括払い時は不可)。

(8%税込) iPhone 11の端末代金
64GB 128GB 256GB
一括購入時 8万5536円 9万3312円 10万4976円
36回分割時 2376円×36回 2592円×36回 2916円×36回
プログラム利用時
の負担額
5万7024円
(2376円×24回)
6万2208円
(2592円×24回)
6万9984円
(2916円×24回)
SIMフリー 8万784円 8万6184円 9万8064円
(8%税込) iPhone 11 Proの端末代金
64GB 256GB 512GB
一括購入時 12万4416円 13万9968円 16万3296円
36回分割時 3456円×36回 3888円×36回 4536円×36回
プログラム利用時
の負担額
8万2944円
(3456円×24回)
9万3312円
(3888円×24回)
10万8864円
(4536円×24回)
SIMフリー 11万5344円 13万2624円 15万6384円
(8%税込) iPhone 11 Pro Maxの端末代金
64GB 256GB 512GB
一括購入時 13万6080円 15万5520円 17万8848円
36回分割時 3780円×36回 4320円×36回 4968円×36回
プログラム利用時
の負担額
9万720円
(3780円×24回)
10万3680円
(4320円×24回)
11万9232円
(4968円×24回)
SIMフリー 12万9384円 14万6664円 17万424円

 このプログラムは、24回分の支払い後に、それまで使っていたiPhoneを返却することで、最大残り12回分の支払いを免除するというもの。つまり、実質的な端末代金の支払いは2/3になる。これがドコモのサイトなどで表示されている「お客さま負担額」なるものの正体だ。

36回分割で、24回の支払い後に端末を返却すると、残り12回の支払いが不要になる。

 とはいえ、それまで使っていたiPhoneを返却するというのは、実際は端末の下取り。iPhoneは2年経過後でも相応の価値が残っているため、それがオトクなのかどうかは判断に悩むところ。

 しかし、この「スマホおかえしプログラム」を利用するには、再度ドコモからスマホを購入するなどの条件は無く、そもそもドコモを解約していてもOK。プログラム利用料なども発生しない。2年後の時点で、支払いを続けてそのまま使い続けても、自分で売却しても、もちろんドコモに返却して残債を免除してもらってもいい。36回分割で購入する場合は、とりあえず加入しておいて、2年後どうするかはそのときに考えればいいわけだ。

 このほか、ドコモからのiPhone購入時は、それまで使っていたiPhone(他キャリアを含む)の「下取りプログラム」がある。良品であればiPhone XS(64GB)が5万7000円、iPhone XR(64GB)が4万円など。付属品などが揃っていなくても下取り可能な点を考えると、買取専門店などと比較しても決して悪い額ではない。1度チェックしてみるといいだろう(https://www.nttdocomo.co.jp/campaign_event/shitadori/index.html)。

あらかじめプログラムなどに加入していなくても、比較的新しい機種であればそこそこの額で下取りしてくれる

iPhoneの価格表に一部間違いがありました。お詫びして修正いたします。(9/23 18:30)


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