「Pixel 4」がいよいよ日本に上陸する 筆者撮影
グーグルの最新スマホ「Pixel 4」は、10月15日のグローバル発表に続き、東京でも製品やデザインについてのイベントが開かれました。
Pixel 4では、グーグルが誇るAIカメラが2眼へと進化。他のスマホとは一線を画したデザインにも魅力が秘められています。
■「ピカピカ」が高級スマホではない
10月16日にグーグルは東京でも「Pixel 4」や「Nest」シリーズの新製品を発表。翌17日にはニューヨークでの発表会にも登壇したハードウェアデザインの責任者であるアイヴィ・ロス氏が来日するなど、グーグルの本気度が感じられる展開となりました。
検索エンジンとして始まったグーグルがハードウェア製品を出すとき、「グーグルはどのような手触りなのか」を出発点にデザインの方向性を議論していったといいます。
その中で話題になったのが、Pixelシリーズの外観が他社のハイエンド端末とは異なり、ピカピカした高級感を醸し出していない点です。これに対してロス氏は、「ピカピカしているスマホが高級なのではない」と否定。手に馴染みやすいことを優先したと語っています。
一方、カメラのデザインがiPhone 11に似ているとの指摘もありました。こちらは1年半前からデザインをしており、意図して似せたものではないことを語っています。デザインスケッチからは、iPhone 11に似た形状など、さまざまなアイデアが候補になっていたことが見て取れます。
実際にPixel 4を手に取ってみると、しっかりした金属フレームをガラスで包み込んでいることが分かります。カメラの周囲は黒く、電源ボタンはあえてカラーを採り入れることでコントラストを強調するなど、メリハリのある「ボールド」感が出ています。
さらに今回も純正ケースとして、5280円とやや高いもののファブリック素材のケースが提供されています。最近のスマホデザインに食傷気味だった人にとっては、新たな選択肢になりそうです。