XperiaからWALKMANまで! ソニー好きのソニー製品徹底レビュー

Xperia 5とXperia 1の細かすぎる違いに迫る

文●ジャイアン鈴木 編集● ASCII編集部

2019年10月30日 12時00分

 多種多様で魅力的なガジェットをリリースするソニー。そんなソニー製品をXperiaを中心に、ITライターのジャイアン鈴木氏がレビューします。今回は「Xperia 1」と新モデルの「Xperia 5」の違いを紹介します。

ただ小さくなっただけじゃない!
意外と見えないXperia 5とXperia 1の違いを検証

 ドコモ、au、ソフトバンクの3社から、ソニーモバイルコミュニケーションズのAndroidスマホ「Xperia 5」が間もなく発売されます。筆者はXperia 1を発売日に購入してAndroidスマホのメイン端末として利用しているわけですが、やはり最新モデルは気になります。と言うわけで編集部から実機を借用して、こまかーく両モデルをチェックしてみました。

 まずもっとも大きな違いはボディー&ディスプレーサイズ。サイズ/重量はXperia 1が72×167×8.2mm/約178gで、Xperia 5が68×158×8.2mm/約164g。ディスプレーサイズはXperia 1が約6.5型の4K(1644×3840ドット)、Xperia 5が約6.1型のFull HD+(1080×2520ドット)。解像度は異なりますが、画面サイズが小さいのでXperia 5のディスプレーが粗く感じることはありません。

画素密度で比較するとXperia 1が643ppi、Xperia 5が449ppi。Xperia 5でも十分すぎるほど細かすぎます

 シリーズのなかではXperia 1の弟分的な位置づけのXperia 5ですが、兄者を上回っている部分もあります。それは記録できる動画サイズ。Xperia 5には新たな動画記録サイズとして、「1:1(1080×1080)」が追加されました。SNSなどに投稿したいときにトリミングしなくて済むのがうれしいところです。

SNS投稿に重宝しそうな1:1の動画記録サイズ。ぜひ、Xperia 1にもファームウェアアップデートで追加されることを要求じゃなくて懇願したいです。ウフフ

 一方、ベリー悲しいのは、日本語入力システム「POBox Plus」がなくなり、「Gboard」が採用されていること。GboardはGoogle Playからインストールできるじゃないですか? PDAの「Palm」から慣れ親しみ、愛してきた日本語入力システムが使えなくなることは、非常に残念です。

左がPOBox Plus、右がGboard。POBox Plusを使いたいからXperiaを選んでいる方もいると思いますよ。考え直してください、ソニーモバイルコミュニケーションズさん!

 あと、すんごく細かいところでは、Xperia 5では超広角カメラのレンズ補正のデフォルトが「画質優先」から「歪み補正優先」に変わりました。画質優先時の歪みが評判悪かったんでしょうか? 私は味があって好きなんですけども……。

レンズ補正に関する項目がちょっと変わった

 Xperia 5では「超広角カメラ」選択時以外は「レンズ補正(静止画)」の設定項目が出てきません。デフォルトを「歪み補正優先」にするだけでいいと思うのですが、やることがちょっと極端です

これはXperia 1の超広角カメラで画質優先で撮影。迫力があって個人的には好きです

 Xperia 5とXperia 1にはサイズ以外には驚くほど違いがありません。Xperia 1がちょっと大きいなと感じていた方には、さらに手になじむサイズになったXperia 5は非常に魅力的な一台です。

 

■関連サイト

mobileASCII.jp TOPページへ

mobile ASCII

Access Rankingアクセスランキング