カメラマンやプロゲーマーが「Xperia 1 Professional Edition」を買うべき3つの理由

文●君国泰将 編集●ASCII

2019年11月11日 12時00分

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ソニー好きとしてはコレを待っていた!

 苦節ウン年、我々はこのときを待っていた! Xperia 1の上位モデル「Xperia 1 Professional Edition」(以下、Xperia 1 Pro)が発売されたのです。

 あまり興味のない人にとって、突如現れたXperia 1 Proとすでに発売中の「Xperia 1」を見ても何も変わらないと思うはず。

 確かにXperia 1はすでにドコモ、au、ソフトバンクから発売されていますが、今回レビューするXperia 1 Proはソニーが直接販売する初めてのフラッグシップモデルなのです。

 ベースはXperia 1と変わりませんが、その「Xperia 1 Professional Edition」というネーミングからして、特殊なカスタマイズがされているのが特徴です。その最たるものが、「映像制作」「写真撮影」「モバイルeスポーツ」などクリエイターの創造性を高めるための3つの特別な仕様になっています。

ディスプレーはソニーのマスターモニターと同等

 まずはディスプレー。もともとXperia 1は、21:9シネマワイドディスプレーという映画館でみるあの横長比率の画面に、HDR(ハイダイナミックレンジ)に対応した4K(3840×1644ドット)有機ELパネルのコントラストの高さや暗いシーンの階調表現、広い色域の表現力をもつ、高画質に特化したディスプレーを搭載しています。

 さらに、UHD(Ultra HD)の放送規格・ITU-R BT.2020の色域や、10bit信号に対応するという、映像制作者の意図を忠実に再現する画作りで映画を視聴できるというマニアぶり。

 そこに、Xperia 1 Proでは、出荷時点でカラーキャリブレーションすることで輝度むらや色ずれを補正し、白の均一性や安定性をはかることで、ソニーのマスターモニター「BVM-X300」の色温度と同期させているのです。

 仮に複数台で運用するような場合でも個体差による色味の相違はなく、映像の制作現場でのモバイルモニターとして使うことも想定されています。また、Xperia 1の場合はオリジナルの色域を拡張した色で表示する「スタンダードモード」が標準設定でしたが、Xperia 1 ProではHDR規格、 BT.2020の色域/10bit入力に対応した「クリエイターモード」が出荷時の初期設定になっています。

 また、モバイルモニターとしての使い勝手を考慮して、ホーム画面の横向き表示が標準でオンになっています。

 逆に、Xperia 1の代表機能として備わっている「サイドセンス」と「ダイナミックバイブレーションシステム」はオフです。

 これらはあくまでも出荷時の設定ですので、当然ながら好みでオンオフはいつでも切り替えられます。

ソニーのαシリーズとの連動で
カメラマンの作業が効率良くなる

 次に、プロのフォトグラファーを意識した使い勝手の機能を拡充です。ソニーのデジタル一眼カメラ「α」シリーズを使用している人にはおなじみの 「Imaging Edge Mobile」と「Transfer & Tagging add-on」がプリインストールされているので、すぐに利用できるます。

 「Imaging Edge Mobile」アプリは、ソニーのカメラから写真や動画をワイヤレス転送することができます。

 「Transfer & Tagging add-on」は特殊なアプリで、一部のαシリーズ(α9II/α9(ver5.00以降)/α7RIV/α7RIII/α7III)もしくはXperia 1 Proで撮影した静止画に、音声もしくはテキストでタグ・キャプション入力 (IPTC メタデータ) をできるというもの。

 スポーツや報道カメラマンなどが、現場から撮影データを即納したい場合にPCがなくても、Xperia 1 Proから高速納品できます。

eSportsに最適! 有線LAN接続に対応!

 そして3つめが、モバイルeSportsプレイヤーのための機能。近年のXperiaでは初となる、USB Type-Cの有線LAN接続に対応しました。専用の変換コネクターは同梱されないので別途用意する必要がありますが、1000BASE-T相当の有線LAN接続が可能になります。

 一般的には、Wi-Fiやモバイルネットワークがあれば有線LANの出番はなさそうですが、ビッグイベントのような多くの人が集まるとなると話は別です。限度を超えた電波が飛び交う中では、万が一にも接続が途切れてしまうかもしれません。シビアな反応速度が求められるゲームでは、ほんのささいな遅延や切断が勝敗の行方を左右します。そういった中でも安定して通信できる有線LANの安心感は絶大と言えるでしょう。

 以上、言ってしまえばかなりピンポイントかつ特殊なシチュエーションに向けて特化した機能ですが、Xperia 1 Proならではのうれしい部分もあります。

 それは、国内で販売されているXperia 1では内蔵ストレージが64GBですが、Xperia 1 Proではその2倍の128GBを搭載しているのです。そして、SIMスロットは2回線利用できるデュアルSIM(DSDV)に対応。片方のSIMスロットは、microSDカードと排他利用になるので、2枚のSIMカードを利用する場合はmicroSDカードが使えません。それでも、2つの電話番号を同時に利用できるのは大きなメリットです。

 キャリアから発売されるモデルではまずない仕様で、SIMフリースマホならではといえます。最近のゲームアプリのデータ量は大きいものが多く、余裕あるストレージも必須で、通信データもバカになりません。格安なデータ通信用SIMカードと高音質なVoLTEに対応したSIMカードの両方を同時に使い分けられるといったところもXperia 1 Proならでは。

 もちろん防水(IPX5/8)、防塵(IP6X)機能にも対応しています。

 気をつけなければいけないのは、FeliCa(おサイフケータイ)とフルセグ・ワンセグが非対応ということです。スマホでおサイフケータイを使うことを前提としている人には不向きです。

 NFCは背面のカメラの横にしっかりと備わっており、同じくNFCを搭載したワイヤレスヘッドホンやワイヤレススピーカーとペアリングから接続といった便利機能はそのまま使えます。

 さすがにXperia 1 Proのプロ仕様の機能は万人受けするとは言い難いところですが、その道を極める人たちにとっては非常に魅力的な機能ばかりです。

 さらに、ソニーでは法人向けの窓口を設けて、法人に対する販売とサポートも充実させています。国内モデルにはない、大容量の128GBストレージや2つの通信を同時利用できるデュアルSIM仕様、そして余計なロゴやアプリの入らない純粋なソニーのスマートフォンとして、「Xperia 1 Professional Edition」を手に取ってみてはいかがでしょうか。

「Xperia 1 Professional Edition」の主なスペック
メーカー ソニーモバイルコミュニケーションズ
ディスプレー 6.5型有機EL(21:9)
画面解像度 1644×3840ドット
サイズ 約72×167×8.2mm
重量 約178g
CPU Snapdragon 855 2.8GHz+2.4GHz
+1.7GHz(オクタコア)
メモリー 6GB
内蔵ストレージ 128GB
外部メモリー microSDXC(最大512GB)
OS Android 9
カメラ画素数 アウト:約1220万画素(F値1.6)
+約1220万(望遠、F値2.4)
+約1220万(超広角、F値2.4)
/イン:約800万画素
DSDS
FeliCa ×
防水/防塵 IPX5,8/IP6X
バッテリー容量 3200mAh
生体認証 ○(指紋)
USB端子 Type-C
カラバリ ブラック

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