ドコモのSIMでも通信できた!
アクティベート後、ホーム画面が表示されるとすぐに国際ローミングとして電波をキャッチ。ソフトバンクのSIMのまま通話ができた。さらに、設定から「データローミング」をオンにすると、通信も問題なく行なえた。
続いてソフトバンクからドコモへとSIMを差し替えて起動。ソフトバンクよりも電波をキャッチするまで若干時間がかかるものの、1分ほど放置していると問題なく通話が行なえた。
ソフトバンクのSIMを挿したときと決定的に違うポイントは、「設定」→「一般」→「ネットワーク」の項目に「パケット通信」という項目が追加され、「APN」や「ユーザ名」などが設定できるようになること。 そこで、APNに「mopera.net」と入力し通信を行なってみると、こちらも問題なくアクセスできた。
香港内で各種SIMカードを挿して実験した結果は下記の通り。すべて通話&通信が問題なく行なえた。ちなみに、香港でiPhoneを販売しているハッチソンのSIMを挿したときは、ソフトバンクと同様パケット通信の設定項目は表示されなかった。どうやら公式キャリアのAPNなどはiPhone自体が記憶し固定されているようだ。
香港内での各種SIMの対応状況 | ||||
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キャリア | 国 | APN | ユーザ名 | パスワード |
ソフトバンク | 日本 | 設定項目無し | ― | ― |
ドコモ | 日本 | mopera.net | 無し | 無し |
イー・モバイル | 日本 | emb.net | em | em |
ハッチソン | 香港 | 設定項目無し | ― | ― |
CSL | 香港 | CSLP2 | 無し | 無し |
ただし、日本の3つのキャリアの場合、海外ローミングとなるのでパケット代が高い。香港でASCII.JPのサイトを数ページ見ただけで、ソフトバンクの場合は2000円ほど課金されていた。
また、CSLのAPNは、以前レポートしたパケット定額のAPN。iPhoneでもパケット定額は適応されていたので、やはりSIMフリー機はその特性を生かし現地のSIMカードを挿す、というのがオトクな使い方だ。