Google Driveの一機能となった
Googleドキュメントを使う
Google DriveはGoogleドキュメントの機能を取り込んだので、オフィス文書の表示・作成・編集に使うことも可能である。ただしAndroid版の場合は機能が制限されており、PCほど使い勝手はよくない。
まず最初から作成できるものとして「文書(ドキュメント)」「スプレッドシート」がある。「文書」はその名の通り、テキストの書類を作成する。太字、斜字、アンダーライン、文字の色、文字の背景色の変更、文章を揃える、箇条書きの機能がある。ただ、スマホで本格的な入力は大変なので、Androidスマホでは文章の修正程度に使うものと考えるといいだろう。
「スプレッドシート」は表の作成が可能。セルの文字の編集、行を増やす、表示する行を絞るといった操作ができる。グラフの作成、関数を使った計算はできない。これもセルの項目名や数字を修正する程度に使うのがいいだろう。
圏外(オフライン)でもファイル見たい、という場合は各ファイルの「オフラインを有効」をタップする。すると、トップ画面の「オフライン」から、オフライン時もそのファイルにアクセスできるようになる。ただし通信環境がない状況では編集は不可である。
PC版Googleドキュメントに用意されているプレゼンテーションファイルの作成機能は無い。ファイルを保存してあれば表示(スライド再生)は可能だ。
Google Driveで
Word、Excel、PowerPoint、PDFファイルを表示できる?
次にGoogle Driveに保存している「Word」「Excel」「PowerPoint」「PDF」といったファイルは、「QuickOffice Pro」などのMS Office互換アプリがあらかじめインストールされていれば、表示・編集が可能だ。ただし、Android用のMS Office互換アプリの多くは有料なので注意したい。
QuickOffice Pro 5.5.209
作者:Quickoffice
価格:1219円
また、これらのファイルはアップロード時に自動的に「Googleドキュメント形式に変更」というチェックボックスが表示されるのでこれをオンにして、Googleドキュメント形式に変換すれば、その後はアプリ不要でAndroid端末からも編集可能になる(PDFファイル以外)。
ただし、Googleドキュメント形式に変換すると以下のデメリットがあった。
●Word、Excelにあったグラフが消える
●Excelの関数計算ができなくなる
●pptx形式のPowerPointファイルではグラフが消える(ppt形式では残った)
ファイルを作成したソフトのバージョンなども関係しているようなので詳細は不明な部分も多いが、AndoridのMS Office互換アプリで編集したほうがうまくいく場合もあるので、Google Driveと使い分けたい。