STREAM XとGL06Pをインプレッション!
イーモバイルから貸していただいたスマホ「STREAM X」とモバイルルーター「GL06P」。3拍4日の旅で肌身離さずに使っていた相棒である。そこで、この2台のインプレッションをしよう。
まず、STREAM Xだが中国のファーウェイ製の端末だ。2年契約を前提に月3880円で運用できることが話題になり、かなり販売台数が伸びているモデルでもある。同社のLTEサービス「EMOBILE LTE」に初めて対応している。
スペックは、1.5GHz動作のクアッドコアCPU、4.7型ディスプレー(720×1280ドット)、カメラはソニー製裏面照射型CMOS「Exmor RS for mobile」で1300万画素、メモリーは1GB、内蔵ストレージは32GBで、Android 4.1を採用。バッテリー容量は2350mAhで、背面カバーが開かないので交換は不可能だ。 その一方で、FeliCa(おサイフケータイ)に対応するが、ワンセグ、赤外線、防水・防塵といった日本仕様は非搭載。スペック的には申し分ナシである。
そんなハイスペックもSTREAM Xの魅力ではあるが、今回使ってみて一番良かった部分は、薄さ(8.6mm)と重量(約122g)だ。ポケットに入れておいてもまったく気にならない薄さと軽さで、現地で地図を見るために何回も出し入れしていたのだが、まったく苦痛にならない。カードのようにスっと出して、サクサクっと操作して、サっとしまう。とにかくスマートに使えるのだ。また、電池の持ちも2350mAhを搭載しているだけあり、安心して1日使えた。体感的にガンガン減っているようには見えなかった。
もちろん、スペックも前述のとおりなので、操作は快適。一切のストレスがない。唯一戸惑った部分は、この端末独自のUI。iOSのようにアプリがすべてホーム画面に表示されるので、インストールしたアプリがどこにあるのかとついつい探してしまった。しかし、慣れてしまえばこのUIも使いやすい。日本国内ではLTEによる高速通信もできるし、これを月3880円で持てるのは、かなりコストパフォーマンスが良い。2年契約が前提だが、スペック的に余裕で2年戦えるだろう。なお、近日中にカラバリにホワイトが加わる予定。
次にモバイルルーターの「GL06P」(ファーウェイ製)。こちらは前モデル「GL04P」の後継機で、バッテリー容量が3000mAhから3560mAhへと大型化し、連続通信時間はLTEで12時間、3Gで11時間と非常にロングライフになった。そのかわり、サイズも大型化され、厚みが14.5mmから19.9mmになった。ただし、GL04Pでは不可能だったバッテリーの取り外しが可能になっている。
特筆すべきは、やはりそのバッテリー駆動時間だろう。ほぼ1日付けっぱなしでもバッテリー切れの心配はない。念のため、10000mAhのモバイルバッテリーも持ち歩いていたが、スマホ、ルーターともに出番ナシであった。3Gで繋ぎっぱなしにした結果、8時間ほどでバッテリー残量が1つになっていたところを見ると、カタログスペックの11時間近くまで持ちそうだった。
どちらの機種もスペックとラインニングコストのバランスが非常に優れているので、MNPや新規の候補に入れてみてはいかがだろうか。
イー・モバイル「STREAM X(GL07S)」の主なスペック | |
---|---|
メーカー | ファーウェイ |
ディスプレー | 4.7型液晶 |
画面解像度 | 720×1280ドット |
サイズ | 約67×137×8.6mm (最厚部約9.2mm) |
重量 | 約122g |
CPU | K3V2 1.5GHz(クアッドコア) |
メモリー容量 | ROM:32GB/RAM:1GB |
OS | Android 4.1 |
LTE対応 | 下り最大75Mbps(EMOBILE LTE) |
3G対応周波数 | 1.7GHz/2.1GHz |
カメラ画素数 | リア:約1300万画素CMOS/イン:約130万画素CMOS |
バッテリー容量 | 2350mAh(交換不可) |
FeliCa | ○ |
ワンセグ | × |
赤外線 | × |
防水/防塵 | ×/× |
連続待受時間(3G/LTE) | 約310時間/約270時間 |
連続通話時間(3G) | 約760分 |
カラバリ | ブラック/ホワイト |