レスポンス重視のチューニングで
レスポンスが絶妙!
ドコモの2013~2014年冬春モデルの中で、AQUOS PHONE ZETAはタッチのレスポンスがちょうどいい仕上がりになっている。なんでも最速でキビキビといったNexus 5的なものではなく、どちらかというと指の動きを前提としたiOS的なチューニングだ。とくに良好なのが、キー入力の応答性能。高速でキー入力をした場合でも、もたつきもない。ホームアプリは、定番の3ラインホームを骨子とした「Feel UX」と「docomo LIVE UX」がある。docomo LIVE UXは、ホームスクリーンの真ん中あたりで、フリックするとアプリ一覧が出てくるなど、使い勝手がよくなっている。
シャープ製端末独自のチューニングとしては「エコ技」がある。これは省電力プリセットで、ある程度はユーザー側で設定が可能。CPUはユーザーが設定できず、バッテリー残量に応じてクロックと使用するコア数を制御している。ゲームやアプリを酷使するときにCPU制御を感じることができるだろう。この挙動に興味のあるなら、バッテリー残量100~90%と50%前後のベンチマークを行なってみよう。
独自機能をさらにチェックすると「ミニアプリ」がある。これは別ウィンドウをひとつ表示するもので、動画やアルバム、マップ、予定表などを最前面に表示したり、最小化したりと、マルチタスクが行なえる。アプリの追加はいまのところなく、またGoogle Play上からも追加できないのだが、よく使う基本的なアプリに対応しているため、あまり不便は感じなかった。タスクマネージャーは「履歴」に格納されており、アプリの切り替えのほか、一括クリアも行なえる。