スマホで始める「音楽アプリ部」

音楽アプリとMIDIインターフェースでワンランク上の録音法 (1/2)

文●藤村亮

2014年01月26日 12時00分

前へ 1 2 次へ

 前回のPAM(iPad Apps Music)では、レコーディングアプリ「BeatMaker 2」とアンプシミュレータアプリ「AmpliTube」を組み合わせて、iPadでのリアンプ(録音データの再加工)に挑戦しました。

 今回は、前回ギター入力用に使ったiRig PROの、コンデンサーマイクへの給電機能を活用し、アコースティックギターのマイク録音を試してみます。録音用アプリには前回に引き続き、BeatMaker 2を使用。

 改めて説明しますと、iRig PROはマイク用XLR端子とギター用PHONE端子の2つの入力に対応するインプットジャックと、大ぶりな入力GAINコントローラ、MIDI入力端子に加え48Vの給電機能を備えたマルチオーディオインターフェースです。

iRig PROのサイズは約幅32mm×奥行き105mm×高さ 21mmほど

 また、BeatMaker 2は多彩な音色を用いたMIDIデータの打ち込み編集機能と、オーディオデータの録音/編集機能、12種類のエフェクターとトラック数無制限のミキサーを備えた音楽制作アプリです。

BeatMaker 2 App
価格2000円 作者INTUA
バージョン2.5.4 ファイル容量539 MB
カテゴリーミュージック 評価(4)
対応デバイス全機種 対応OSiOS 5.0以降

BeatMaker 2で基本のトラックを作る

 まずはBeatMaker 2の音源を使用して、ドラムを打ち込みます。ドラムトラックにはリバース系の音色がユニークな“Indus Trials”を選びました。続いてベースラインを打ち込んでいきます。ベーストラックはウォームな立ち上がりの“Fretless Bass”を使用。

 コード進行の目安としてキーボードも足してみます。アタックの柔らかいエレピ“Wulitzer”でちょっとアダルトな雰囲気に。高音域と低音域(イメージ上の右手と左手)で別々のチャンネルを用意し、ほんの少しだけPANをLRに振って広がりを持たせます。

Indus Trialsはシンプルなビートですが、逆再生サウンドで一風変わった雰囲気に

甘いサステインのFretless Bassで低域に厚みを出します

右手と左手の分離技は他の鍵盤楽器にも応用可能

 ここまでで基本的なトラックは完成。本題であるギターのレコーディングに入ります。

前へ 1 2 次へ

mobileASCII.jp TOPページへ

mobile ASCII

Access Rankingアクセスランキング