スマホで始める「音楽アプリ部」

8bit音が青春だった人なら胸キュンのアプリ「I am Synth」 (1/2)

文●ノッツ

2014年04月26日 12時00分

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シンセサイザーアプリは多いですが、操作が難しいのはちょっと……という人にオススメなのが、今回紹介する「I am Synth」。ファミリーコンピュータやゲームボーイが青春だったという人も要注目

8bit音が青春だったというアナタにも!
シンプルでとっつきやすいシンセアプリがあります

ノッツ こんにちは、ノッツです。最近は漫画家みたいな生活をしている私が、ASCII.jp「音楽アプリ部」内でアプリを紹介するこのコーナー、今回で15回目になります(ピコピコ)。

アンぽん 私が補佐的な役割をしておりますアンぽんちゃんです。あれ……、なんでニンテンドー3DSを持っているんですか? 最近は、ポケモンも途中で放ったらかして遊んでなかったのに。

ノッツ ふふ……。実はですね、ファミコンの『ファイナルファンタジーIII』が、任天堂の「バーチャルコンソール」で出たんですよ。懐かしくて、つい買っちゃったんです。

Image from Amazon.co.jp
ファイナルファンタジーIII

アンぽん あれ、あなた、DS版のリメイクFFIIIも買って持っていませんでしたっけ? なんでファミコン版もダウンロードするんですか。

ノッツ やっぱり僕の世代だと、ファミコン版に思い出補正が働くんですよね。子供の頃に夢中になってジョブチェンジしたり、「ネプト竜」(編注:「ネプト神殿」に出てくるモンスター。普通に戦うとまず勝てないぐらいには強い)になすすべなく負けた思い出たちが、今でもキュンと胸を打つんです。

アンぽん DS版も、画面も音もきれいだと言って、とても楽しそうにプレイしていたじゃないですか。

ノッツ もちろん。でも、ファミコンならではのドット絵と、この音の感じが恋しくなっちゃって……。ピコピコな懐かしい音で、植松伸夫さんの名曲が3DSでいつでも聴けるのなら買っちゃいますよ。

ノッツさんはゲームばかりしているわけではありません。連載をこなしながら、ライブイベントも開催しており、担当編集も現場に駆けつけました。写真はノッツさんのイラストTシャツを着てライブにのぞんだ編集担当の勇姿

アンぽん なるほど。ああいう音がお好きなら、せっかく音楽もやっているんだし、「チップチューン」(編注:家庭用ゲーム機などに搭載されていた内蔵音源チップ、およびそれをエミュレートした音源で作られる音楽。強引に言うと、ゲームボーイやファミリーコンピュータのゲームで流れるBGMのような音)とかには挑戦されないんですか?

ノッツ 楽しむのと作るのはまた違いますよ……。それにチップチューンを作曲するには、相当なセンスが必要だと思いますし。そもそも自分は、基本的にずっとギターメインで曲を作っていたこともあって、シンセでいい音を作るのがとても下手なんですよね。シンセのプラグインが音楽制作用パソコンに入ってるから使おうとしたんですが、ツマミが尋常じゃなくたくさんあったりして……どこからいじればいいかわからなかったり……。

アンぽん それならこのアプリで、そういう音の基本からやさしく楽しむのがいいかもしれませんね。「I am Synth」です。iOSのアプリとして発表された時に話題になったものなので、すでにご存知の方も多いかもしれませんが、今年になってAndroid版も発表されました。この機会に改めてご紹介します!

■iOS
I am Synth App
価格¥100 作者DETUNE Ltd.
バージョン1.0.12 ファイル容量778 KB
カテゴリーミュージック 評価(4)
対応デバイス全機種 対応OSiOS 5.0以降
■Android
I am Synth
価格¥100 作者DETUNE Ltd.
バージョン1.0.1 ファイル容量222KB
対応デバイスAndroid端末 対応OSAndoroid 4.0以降

ノッツ フムフム、株式会社DETUNEが手がけたアプリ……。あ、この会社名は聞いたことありますよ。

アンぽん ニンテンドーDSのシンセソフト、「KORG DS-10」開発者の佐野信義さんがいらっしゃる会社ですね(関連記事)。去年は3DSダウンロード専用ソフト「KORG M01D」も発表されています。そんなDETUNEがシンプルでとっつきやすいシンセサイザーを目指して作ったのがこのアプリなので、性能は折り紙つきですよ。

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