スマホ本体だけでなく、携帯各社の新サービスにも注目しているアスキースマホ総研。auが、テレビCMやショップ店頭などで積極的にPRしている、新しい電子マネー「au WALLET」が今回のテーマだ。
しかし、メンバーのカリーさんは、いまいち中身がわかっていない模様。スピーディー末岡さんも申し込みはしたものの、基本は現金主義とのこと。そこで今回は電子マネーのマニアで、普段から現金をほとんど使わない生活をしているというドロイドさんが解説することに。
au WALLETはこれまでの電子マネーとはどう違うのか、いったい何がおトクなのか、しっかり分析していく。
そもそもau WALLETって何?
正体はプリペイド型の電子マネー
ドロイド 今回はテレビCMが多数放送されていて、注目度が高い「au WALLET」について、詳しく見ていきたいと思います。
スピーディー すごく話題になってますね。すでに申込数は200万件を突破したとか。
カリー そもそも、au WALLETってなんですか? au夏モデル発表会で紹介されたのは記憶にありますが、イマイチよくわかってなくて。
スピーディー ちゃんと説明を聞いていたんですか? ドロイドさんと俺は早々に申し込んだので、しっかりと手元に届いてますよ。
カリー で、これが実物と。外見はクレジットカードそのものに見えますが。でも、クレカじゃないんですよね?
ドロイド クレジットカードは使った金額をあとでまとめて支払う後払い型(ポストペイ型)ですが、au WALLETはプリペイド型の電子マネーです。一旦お金をカードにチャージして、その金額の枠内で利用するタイプで、EdyやSuica、nanacoなどと近いものと考えてください。
カリー あっ、Edyは使ってますよ。電子マネーはEdyくらいですが、クレカはもっとよく使います。それで、au WALLETとクレカは見た目が一緒ですよね?
ドロイド 外見の話ばかりですね! でも、それは注目点としては的は決して外していません。これまでの電子マネーの多くは、カード型でもおサイフケータイでも、FeliCaという非接触型のICチップを内蔵していて、それをレジや改札口などに設置されたリーダー/ライターにタッチさせて決済します。コンビニやスーパーのように対応した店舗は随分増えてきましたが、それでもどこでもというわけにはいかないです。
カリー 確かに書店や居酒屋だと、電子マネーに対応してなくて、クレカを使うことが多いです。
ドロイド そこでau WALLETは磁気カードがベースのクレジットカードのインフラを用いて、利用できる店舗数をこれまでの電子マネーよりずっと多くしているのです。具体的にはカードにもロゴがある、「MasterCard」ブランドに対応した店舗だったら、基本的にはどこでも使えます。MasterCardはVISAとともにクレジットカードの世界2大ブランドなのはよく知られているかと。
スピーディー プリペイド型なので、利用できるのはチャージした金額の枠内だけどね。あと、後払いのクレジットカードとはちがって、審査も基本的に無いし、使いすぎる心配も不要。過去にクレジットカードを使いすぎて、マズいことになったことがあるカリーさんでも大丈夫!
カリー 確かに2度ほど止められたことはあるけど、いちいち触れなくてもいいです!
ドロイド でも一番魅力的なのは、使えば使うほどポイントが貯まる点。それから、申込手数料や年会費も不要なのもうれしいです。
(次ページでは、au WALLETを実際に使ってみる!)