前回「第167回 2段階認証でGoogleやSNSで不正アクセスを防止する技」では、Microsoftアカウント、Google、Facebook、Twitterの2段階認証で不正アクセスを防ぐ技を紹介した。今回は、Apple ID、Yahoo!、Dropbox、Evernote、LINEの2段階認証方法を紹介しよう。
端末に送られる4桁のコードで認証する
Apple IDの場合
今年に入って、日本でもApple IDの2段階認証がスタートした。Apple IDはクレジットカードに紐づいているので金銭的な被害が出る可能性が高い。セキュリティーのことを考えると、優先的に2段階認証を設定したいところだ。
「My Apple ID」にアクセスしたら、「Apple IDの管理」を開き、「2ステップ確認」を有効にする。画面の指示に従って進めれば難しいことはない。
Apple IDの2段階認証は、新しいデバイスからアプリや楽曲などを購入したり、Apple IDの管理や問い合わせをしようとすると求められる。設定した信頼できるデバイスに4桁のセキュリティーコードが送信されるので、それを入力すればOKだ。一度認証すれば、次回以降のアプリ購入時には表示されないので、実際の使い勝手にはそれほど影響しない。
多数のユーザーがいるためか、何度も警告が表示される。2段階認証をクリアするには、パスワードとSMSを受け取る信頼できるデバイス、復旧キーのうちふたつが必要になるというものだ。Appleはこの設定をクリアできないので、万が一忘れてしまうとアカウントにアクセスできなくなってしまう。とはいえ、これは当たり前のこと。復旧キーは大事に保管しておこう。
メールでの受け取りもOK
Yahoo! の場合
Yahoo!は専用アプリもしくはメールで2段階認証用のセキュリティーコードを取得する。「Yahoo! JAPAN ワンタイムパスワード」にアクセスするか、専用アプリをインストールして設定を行なおう。
Yahoo!の2段階認証では、復旧コードではなくバックアップ用のメールアドレスを登録する。できれば、複数のメールアドレスを登録しておこう。
Yahoo! JAPAN ワンタイムパスワード | |||
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価格 | 無料 | 作者 | Yahoo Japan Corp. |
バージョン | 2.0.2 | ファイル容量 | 2.6 MB |
カテゴリー | ユーティリティ | 評価 | (2.5) |
対応デバイス | 全機種 | 対応OS | iOS 5.0以降 |
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