小型だけど高性能な「Xperia A2 SO-04F」
手にジャストフィットなスマホならコレ!
NTTドコモの夏モデルの中で、4型前半のパネルを搭載するスマホは、この「Xperia A2 SO-04F」のみである。すっかり5型クラスのスマホが当たり前になってしまい、片手で楽に操作したい派や小型端末ラブ派にとっては辛い時代だ。そんな中登場したXperia A2は、小型なAndroidスマホを求める場合、数少ない選択肢になる。上位機種である「Xperia Z2 SO-03F」とスペックに差はあまりないので、機種変更を考えるならばちょうどいい存在だ。そんなわけで、今回はXperia A2をレビューしていく。
少しベゼル幅はあるが幅65mmで持ちやすい
Xperia A2は、2013年に登場したXperia Aの後継機で、ビジュアル面ではXpria Zからのデザインをベースにしている。また、Xperia Z2のリサイズ版といっていいほど、ハードウェアデザインは似ているため、Xperia Z以降の同シリーズからの機種変更であれば操作に悩まないだろう。Androidのチューニングについても同様で、ホームアプリの主だった部分に大きな変更はない。
本体サイズは約65×128×9.7mm。末端部に丸みを持たせるラウンドエッジなフォルムで、そこ以外はフラットになっている。素材は見た目こそ、ツルツルしている印象を受けるが、実際にはマットな手触りで、持ったときの感覚はなかなかよく、背面用保護フィルムを貼りたくないと思う人もいそうだ。
重量は約138g。4.3型としてはやや重い部類に入るが、ずっしりとした手応えは悪くない。
幅は65mmと、最近のスマホではスリムなサイズで、片手持ちしやすい。その代わり、フルキーボードでの入力やパズル系ゲームの場合は視認性が悪い。これは物理的な問題なのでどうしようがないのだが、小型端末を愛するのであれば、このあたりは割り切れるだろう。
ベーススペックについては特筆すべき点はないのだが、解像度は720×1280ドットと控えめ。ppiは高いので、視認性については不便を感じなかったが、スペック重視派であれば、Xperia Z2にターゲットを変更したほうがいい。最大輝度はやや低めになっており、曇り空でも雲が薄い状況下では、なんとか見られるくらい。逆に最低輝度は低く設定されており、発光面積の狭さもあり、ふとん内でのオペレーションに適している。