格安データ通信SIMのまとめをお届けしている本記事。今回は「OCN モバイル ONE」に追加された、高速通信分をオン／オフできる「ターボ機能」を実際に試してみた。

人気格安SIM「OCN モバイル ONE」で始まった高速通信のオン／オフ機能を実際に試してみた

アプリの作りには課題ありも
高速通信分を節約して使えるのは◎

　IIJmioとともに格安SIM界では二強的な存在の「OCN モバイル ONE」。6月末にサービスを拡充し、高速通信のオン／オフが可能な「ターボ機能」が実装された（IIJmioでは以前から提供されている）。

　このターボ機能を利用すると、1日50MBや月2GBなどと設定されている高速通信分を、SNSでは低速で、ウェブを見るときは高速といった感じで節約しながら使えるようになる。スマホアプリ（Android用とiOS用）のほか、OCNのPC用サイトでも、設定の変更が可能。

	OCN モバイル ONE アプリ
	価格	無料	作者	NTT Communications Corporation
	バージョン	1.1.0	ファイル容量	1.3MB
	カテゴリー	通信	対応バージョン	Android 2.3.3以上

	OCN モバイル ONE アプリ
	価格	無料	作者	NTT Communications Corporation
	バージョン	1.1.0	ファイル容量	2.6 MB
	カテゴリー	ユーティリティ	評価	（4）
	対応デバイス	全機種	対応OS	iOS 7.0以降

　ちなみにスマホアプリでもPC用サイトでも、ログイン時にAPNに設定する認証IDではなく、サービス申込時に発行されたメールアドレスとパスワードが必要なので、注意してほしい。

ターボ機能をオフすると、すぐに速度が制限された状態になった

　アプリの機能としては、ターボ機能のオン／オフ以外にプランの変更や容量追加などが可能。さらに直近3日間／3ヵ月間／13ヵ月間の通信量も確認できるので、プランの変更に参考になる。

高速通信分の残量が減ってきたら警告をしたり、コースの変更などの機能も

　ただ、スマホアプリとは言っても、実際にはウェブページを読み出しているようで、全体的な動作は緩慢。また、機能を切り替えるたびにログイン処理をするため、それによる待ち時間も気になった。

ウェブサイトを読み出しているようで、動作がやや緩慢。ターボ機能のオン／オフの際も、一旦ログイン操作が挟まるのが気になる

　アプリの出来には不満も残るものの、ターボ機能自体はほぼリアルタイムで切り替わり、確実に通信量を節約できる点は◎。ウィジェットからの設定変更など、さらなる改善に今後期待したい。

月1000円前後の主要格安データ通信サービス
（すべて税込）

^{※1：1GBまでは734円、それ以上の利用で2138円になる
※2：9月1日スタート予定（現在予約受付中）
※3：7月31日までのキャンペーン価格}

月1500～2000円前後の主要格安データ通信サービス
（すべて税込）