有名人や友人、同僚などのツイートを見たいが、フォローしたりフォローされるのは面倒、というならTwitterクライアントアプリ「BlackBird」がおすすめ。ツイート機能を搭載せず、匿名で閲覧できる神アプリだ。今回はツイートできないTwitterアプリ「BlackBird」の使い方を紹介しよう。
Twitterアカウントは認証時だけ利用する
Twitterアカウントは全世界で約10億に迫る勢いだが、米Wall Street Journal誌によると、全アカウントのうち44%が一度もツイートしていないとのこと。100回以上ツイートしたアカウントは13%に過ぎず、スパムアカウントを除くとさらに少ない。今では熱心に情報を発信しているのは一部のユーザーとなっている。Twitterもブログのように、著名人など気になるアカウントのツイートを閲覧するという使い方をしている人が多いようだ。
相手のアカウントをフォローせずにツイートをチェックするなら、鍵付きのリストに登録するという手がある。しかし、普段使っているTwitterクライアントだと、手違いでフォローしたり、メッセージを送信してしまうことも考えられる。心配なら、閲覧専用の匿名アプリ「BlackBird」を使ってみよう。
利用開始時のみTwitterアカウントの認証が必要になるが、その後はアカウントとは関係なくアプリを利用できる。アプリ内でフォローしてもお気に入りに登録しても、相手にはわからないし、自分のアカウントに履歴も残らないのが特徴だ。気になる相手や取引先のツイートをチェックしたいが、フォローしているのがばれるのは絶対に避けたい、という人におすすめだ。
BlackBird | |||
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価格 | 無料 | 作者 | marge co., ltd. |
バージョン | 1.3.2 | ファイル容量 | 4.3 MB |
カテゴリー | ソーシャルネットワーキング | 評価 | (3.5) |
対応デバイス | 全機種 | 対応OS | iOS 4.0以降 |
タイムラインへの表示・非表示が選べる
BlackBirdではフォローの方法が2種類用意されている。通常のTwitterクライアントと同様に、タイムラインにツイートがすべて表示される方法と、アカウントを選択してそのツイートをまとめて読む方法だ。なぜ、複数のフォロー方法が用意されているかというと、それは匿名で表示するため。
Twitterアカウントでサインインせずほかのアカウントのツイートを表示するために、BlackBirdはTwitter APIを利用している。このTwitter APIは15分あたりに利用できる回数が制限されているのだ。タイムラインに表示するためにTwitterにアクセスすると、その分APIの利用回数が消費されてしまう。5アカウントフォローしていれば、1回の更新で5回分とカウントされてしまう。そのため、リアルタイムでチェックする必要のないアカウントはタイムラインに表示しないフォローをしておくと、APIの利用回数を抑えることができる。
APIの残り利用可能回数と、15分のカウントダウンは画面上部に表示されており、わかりやすい。回数を使い切ると、15分経ってリセットされるまで、受信ができなくなる。とはいえ、現在は15分間に180回の利用が可能なので、多数のアカウントをタイムラインに登録しない限りは問題なく利用できるだろう。
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