実写撮影比較ではイメージどおりに
Xperia A2がリードか
ここからは人形を撮影しデジイチ(キヤノン「EOS 70D」、オートで撮影)の写真と比較し、一番近いものを勝ちとする。なお撮影モードは変わらず、フラッシュが有効になる場合はオフにした。
これはXperia A2の勝ち。少々カーテンやウサギの人形がグレイっぽいが、他の2機種より近いと言える。
URBANO L03は暗めの写真になった。XperiaとURBANOはどちらもソニー製のセンサーとはいえ、レンズ、画像処理エンジンなどの影響か、表現の違いができた。もっともURBANOの写真に違和感のあるようなところはなく、実際の人形と見比べても自然な写真ではある。
STREAM Sは明るめ。造花やグレイのスポンジの色が飛んでいるところもあるが、明るく撮るのが好みという人には良さそうだ。
暗所比較でもXperia A2の勝ち
暗所撮影でも撮影モードは同じ。これもデジイチの写真と比較する。明るさは150ルクス前後と一般的なオフィスよりもかなり暗めにしたうえで撮影し、カメラのフラッシュやライトは使わない。
どの機種も印象が異なるため、判断が難しい。まずSTREAM Sはここでも明るすぎるので3位とした。もっとも暗所を明るめに撮る、という意味では3機種中1番だ。
Xperia A2とURBANO L03は逆に暗め。カーテン、床の色が全然違うため判断に迷うが、アヒルの人形に関してはXperia A2がEOS 70Dに近いので、Xperia A2をここでも1位とする。
インカメラ撮影比較はSTREAM S
次にインカメラの画素数に差が目立ったので、これも撮影比較をしてみた。被写体はいつもの人形だ(そのためインカメラで撮りにくく被写体との距離がややバラついているのはご容赦を)。ここではデジイチとの比較ではなく、単純に筆者がキレイに感じるかどうかで順位を判断する。
これはURBANO L03がまず脱落。いくら画素数は直接的に画質に結びつかないとはいえ、他機種に比べて、やや厳しくなる。
となると雌雄を争うのは、Xperia A2の220万画素カメラと、STREAM Sの500万画素カメラ。こちらも画素数の差が明らかになった印象で予想通りSTREAM Sのほうが細部までキレイに見えた。
一方でカーテン、花、人形の色を見ると、Xperia A2のほうがキレイ。STREAM Sはインカメラでも明るすぎるなと感じる。判断に迷うところだが、本来は人間を撮ることが多いインカメラ。明るく撮れるのは悪いことではないと判断し、インカメラではSTREAM Sをトップと判断した。