読者諸兄もご存知のようにSDメモリーカードサイズの「Eye-Fi(アイファイ)カード」という商品が日本に登場してきてからすでに何年かが経過した。
最初のEye-Fiカードは確か海外で購入し、その後何度か買い替えて今回の「Eyefi mobi」で4~5枚目くらいになる。
毎回、リニューアルされて新製品が登場するたびに、パッケージデザインも変更され、いろいろ楽しませてもらった記憶がある。今回のリニューアル製品は今までのパッケージの中では最小体積だろう。
パッケージには「Eyefi mobi SDカード」とアクティベーションコードを記載したクレジットカードサイズの「プラスティックカード」の2つが入っている。そもそもEye-Fiカードの目的は、デジカメで撮影した画像データをSDメモリーカードを抜き取ってPCやスマホにカードリーダー経由で転送するという操作を、無線通信でやってしまおうと言うのが基本コンセプトだ。
撮影画像をクラウドへ即時アップロードする
「GALAXY Camera」が手放せない!
筆者が何度目かのEye-Fiカードを買い替えている頃、同様の処理をより便利に早くデジカメ単体で行なうことのできるサムスンの「GALAXY Camera」が登場した。AndroidとWi-Fi無線通信機能を搭載したこのデジカメを筆者は発売後すぐに購入。すでに2台のGALAXY Cameraを2年ほど愛用している。
クラウド時代と言われる現代は、意義のある大事なデータを多くの人達が情報共有することで、仕事や生活をより便利に楽しくしてくれると考えられている。言うまでもなく、友人や仲間の写っている写真データは、多くの人が閲覧できる機会や、そのための多様な手段があった方が楽しく便利なのは決まっている。
GALAXY Cameraのその究極は、撮影写真は撮影後即座に公開されたオンラインストレージにアップロードして、関係者が自由に見られることがベストだとしてDropboxとのコラボを全面に押し出している。
今でもGALAXY Cameraを購入すれば、50GB近いDropboxのストレージを1年間使えるキャンペーンも存続されている。
GALAXY CameraそのモノがAndroid端末なのであるから、クラウドであるDropboxにさえ撮影データをアップロードしてしまえば共有は完璧だ。現在、筆者が所有する2台のGALAXY Cameraは、撮影した画像をある時は自宅内に設置した無線LANルーター経由で、また外出時はWi-Fiモバイルルーターや、時には3GのWAN環境を経由して、筆者の気づかない間にもせっせとDropboxにアップロードしてくれている。
原稿のストーリーの大凡の流れに沿って撮影した写真データは、原稿を書きはじめようとPCの前に座った頃には、必要なすべてがDropboxにアップされている状態となっている。もはやGALAXY Camera抜きでは筆者の執筆作業はまったく進まないのが実情だ。
(次ページに続く、「無線カード+クラウドサービスで最先端のデジカメ通信機能を実現」)