純正カメラと写真補正機能が特に強化
「カメラ」アプリを見てみると、撮影モードにセルフタイマー(3秒、10秒)とタイムラプスが追加された。タイムラプスは細かい設定はなく、録画ボタンをタップするだけのシンプルな仕様だ。お手軽に試せるので、時間のあるときに微速度撮影を楽しんでほしい。
iOS純正では初の露出補正機能も追加された。フォーカスしたい場所をタップしたとき、ボックス横に太陽のようなマークが表示され、それを上下させると、露出補正が行なえる。具体的なEV値は不明だが、上下で明るくしたり、暗くできるため、今までよりも撮影が楽になるシーンが多いだろう。
次に注目したいのが編集機能だ。これはいくつかの写真加工アプリが涙目になるほど強化されている。「ライト」「カラー」「白黒」の3項目があり、それぞれに細かいメニューがある。特にライトは、露出だけでなく、ハイライトやシャドウ、ブラックポイントなどがある。筆者の場合、軽い補正用としていくつかのアプリをインストールしていたが、iOS 8からは純正機能とAdobe Lightroomだけになりそうだ。
もうひとつ、自動的に水平を取ってくれる機能も追加されている。気持ち傾いた写真に対して自動的に行なわれるもので、内蔵したセンサーを利用して補正しているようだ。また大げさに傾けている場合は、自動的に水平を取ることはない。