「auの差別化要素としては"ネットワーク"。自信を持っている」
そう話すのはKDDI代表取締役社長の田中孝司氏だ。
KDDIは9月20日、同日8時のiPhone 6/6 Plus発売に合わせ、旗艦店である原宿の「KDDIデザイニングスタジオ」で発売イベントを開催。ゲストに松岡修造さん、福士蒼汰さん、でんぱ組.incも登場した。
キーワードは「キャリアアグリゲーション」と「WiMAX 2+」
イベントで目立ったのは田中氏とゲストが「キャリアアグリゲーション」「WiMAX 2+」という単語を繰り返したこと。今回のイベントではとにかく2つのワードと、だから「auのネットワークは広くて速い」ということを覚えてもらう形にしたようだ。
今年はiPhone発売の前日まで各キャリアが他社からののりかえ割と、旧iPhoneの下取りプログラムの変更があり、料金競争が激化した。しかし、本来KDDIが訴求したいのはネットワークだ。下り最大110MbpsのTD-LTE互換ネットワークと下り最大150Mbpsのキャリアアグリゲーションの両方に対応しているのは同社だけ。しかも、下り最大150Mbpsの基地局数は1万局を超えている。
田中氏も「他社が料金プログラムを変更するなら、相応に対応していく。だが1番の差別化ポイントはネットワーク」であるとし、また他社のネットワーク訴求についても「あまり意識はしていない」と強気を見せた。
事前予約ではiPhone 6の方が人気
iPhone 6/6 Plusの事前予約状況については「iPhone 6の方が予約が多い。iPhone 6 Plusと比べて2倍くらいは違う」と田中氏は言う。また、「今日来てくれているお客さん全員に行き渡るとは思いますが、在庫に少し不安がありますね」とも語った。ただ、iPhone 6の方は若干在庫があるようだ。