ソニーは9月19日、Androidスマートフォンと連携してテキストや画像などを視界に重ねて表示する、透過式メガネ端末「SmartEyeglass」を開発したと発表した。
SmartEyeglassは、スマートフォンと無線接続し、緑単色でテキストや画像をレンズに表示できるメガネ端末だ。CMOSイメージセンサーや加速度センサー、ジャイロスコープ、電子コンパス、照度センサー、マイクなどを搭載。スマートフォンのGPS情報とアプリケーションを活用して、歩行中のナビゲーションや料理のレシピ、スポーツ観戦中の選手の関連情報などユーザーの状況に応じた情報が表示できるという。
同社独自のホログラム光学技術により、85%の透過性を持つ厚さ約3.0mmのレンズを実現したとしている。レンズの輝度は最大1000cd/m2で、静止画が約300万画素、動画が約31万画素のカメラを内蔵する。通信規格は、無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)、Bluetooth 3.0に対応。スマートフォンの対応OSはAndroid 4.1以上となっている。
また19日より、ソニーのアプリケーション開発支援サイト「Sony Developer World」にて、SmartEyeglassのソフトウェア開発キットの販売を開始。一般ユーザーを対象とする商品化に向けた開発を加速していくという。