「TORQUE」のアウトドア系アプリが使える
TORQUEはかつてのG'zOneのようなアウトドア向けアプリやウィジェットに注目だろう。ロック画面でもすぐに確認できる大きな時計はもちろん、気圧計や電子コンパス、簡易ライトなどのオリジナルウィジェットを配置できるほか、潮見表のアプリ「Tide」も搭載。ウィジェットはタップすることで、アプリが起動し、より詳しい情報を確認できる。ただし、ウィジェットが大きいので、他のショートカットアイコンなどを配置しにくいという要素も……。
また一般的な設定や通知関連のウィジェットも端末独自のデザインのものを用意し、世界観を演出している。
省エネ設定には「エコモード」があり、詳細に設定を変更するより、ワンタッチで機能をオン/オフにできる手軽さがよい。ボタンやアイコンのデザインを見ても、全体的に大きめで、手袋などをしているときでも押しやすいことを意識していると感じられる。
HTC J butterflyをau最強夏スマホに決定
isai FLとTORQUEも接戦だった
判断が難しいのだが、スタミナチェックで安定して成績が良かったHTC J butterflyを今回の勝ちとして、これで2勝ということになり、HTC J butterflyを現時点でのau最強モデルと決めた。
それぞれ独自色が強く、それでいて性能全般が高いので、接戦となったが、振り返ってみればHTC J butterflyは特に安定して良い成績だった。
isai FLはスタミナテストで動作が不安定だったものの、今回用意した端末固有の問題とも考えられるので、本来は大画面のわりに結構電池が持つという評価になるはずだ。HTC J butterflyと並んで、機能/独自性でもHTC J butterflyの良きライバルと言える。
一方のTORQUEはタフさでは一番だが、他の2機種とは違い、外観から明らかにユーザーを選ぶ部分がある。だが、最初から選択肢として外すのではなく、実機に触って文字を入力したり、いつもの操作を試してほしい。想像よりもはるかにラクに操作できるし、本体が滑りにくいのはこれからの寒い季節に期待大だ。
次回からはタブレット比較に入る。7型、8型、10型と様々な画面、本体サイズのタブレットが増えてきたうえ、SIMフリーのモデルも選びやすくなった。バラエティーに富んだ3機種を選んで比較する予定だ。