開発者に聞く、ATOK for iOSで覚えておきたい6つのワザ
iPhone 6に新調したという入江氏が、慣れないiPhone 6 Plusで、ATOK for iOSのデモを披露してくれました。その中で、ぜひ覚えて活用したい、快適な入力のためのワザを6つ教えて頂きましたので、ビデオでチェック。
※:ちなみに撮影はiPhone 6 Plusです。
ビデオで紹介していたワザは以下の通りです。
・カーソルキー(右)と、カーソルキー(左フリック)
・デリートキーをフリックして、行頭まで削除
・「かっこ」で対のカッコの変換をし、カーソルキー(左フリック)でカッコ間にカーソル移動
・文節を切り替えて変換
・「や」キーの左右フリックでカギカッコ入力
・逆トグルキーで直前に確定した文章をよみに戻す
このほかに、顔文字入力や複数行にわたる定型文の入力機能が用意されており、定型文の中には下の画面のような
文字を変えて利用できそうなアスキーアートも内蔵されています。
ATOK for iOSは1500円という価格で、既存のATOKユーザー以外、例えば若者などへの訴求をいかに強めていくかが課題です。ビジネスユースや文字を大量にスマホから書く人にとって重宝するでしょう。ただ、若者も「スマホで大量に文字を書く人」に当てはまっているはずです。
入江氏が「ぬか床」と表現する、昔から自分の秘伝の辞書を育てている往年のATOKユーザーのニーズに応える責任があると同時に、良い日本語ツールをいかに新しい世代に伝えていくか。コミュニケーションの中の日本語を支援することに、可能性があるのではないか、と期待を寄せています。
筆者紹介――松村太郎
1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。米国カリフォルニア州バークレーに拠点を移し、モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。
公式ブログ TAROSITE.NET
Twitterアカウント @taromatsumura