「iPhone 6」&「iOS 8」全力徹底特集!

iPhone 6/iPhone 6 Plusは「らくらくスマホ」ではない!

文●貝塚/ASCII.jp編集部

2014年10月06日 17時00分

 iPhone 6/iPhone 6 Plusを使っていると、アプリによってディスプレーがわずかに滲んでいるように見えることがあります。

 たとえば「Facebook」の公式アプリ。一見、大きくて見やすく綺麗に思えますが、よく見るとテキストやアイコン、サムネイルがほんのわずかに滲んでいます。

 ご存知の方も多いかと思いますが、これはアプリ自体がiPhone 6の1334×750ドット、iPhone 6 Plusの1920×1080ドットにネイティブで対応していないためです。iPhone 5/iPhone 5sの1136×640に合わせた解像度のアプリを、iPhone 6/iPhone 6 Plusの解像度に合わせて伸ばしているイメージです。「単に大きくなっただけで、これではらくらくスマホだ」と言われているゆえんです。

 プリインストールのアプリは当然ながらiPhone 6/iPhone 6 Plusの解像度にそれぞれ合わせられていますが、サードパーティー製のアプリでもいち早くそれぞれの解像度にネイティブで対応してるものがあります。たとえばEvernoteやTwitterはそうです。

 対応しているかどうかはピクトエリアの大きさを見れば一目瞭然です。iPhone 5/5sの解像度に合わせて作られたアプリを開いた場合、ピクトエリアが普段より大きくなり、少し滲むのが分かるはずです。

 今後各ベンダーが対応させるものと思われますが、iPhone 6とiPhone 6 Plusでも解像度が大きく違うため、最終的にどういったかたちに落ち着くのかに注目です。iPhoneとiPadのアプリが分けて作られているように、iPhone 6とiPhone 6 Plusで機能が少しずつ変わってくることも考えられますね。(そこまでやってられないよ! と思うアプリ開発者様も多いと思います)

 万一ですが、「iPhone 6 PlusはネイティブでフルHDの解像度に対応するけど、iPhone 6はiPhone 5/iPhone5s用のをリレンダリングするのが主流だよ」という風になると、私はiPhone 6を選んだので悲しいです。

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