明大、タッチパネルを拡張するシートを開発

文●行正和義

2014年10月06日 18時00分

ExtensionSticker タッチインタフェースを拡張する縞模様シール

 明治大学は10月3日、タッチパネルの操作部を拡張できる縞模様シールを開発したと発表した。

 これは数理学部先端メディアサイエンス学科の研究成果で、導電性素材を縞模様状に配置したシールシート。静電容量式タッチパネルに貼り付ければ、タッチパネル外の部分を触ることで操作することができる。

スマホやスマートウォッチなど、さまざまなシーンに応用が可能

 原理は比較的簡単ながら、たとえばスマホの側面や背面でスクロール操作するといった操作位置の移動に加え、縞模様の形状を変えることでスマートウォッチの小さな画面を大きなタッチ面で操作するモーションの拡大/縮小、直線状のスクロール操作をダイヤルのような円形動作に変換など、さまざまな応用が可能という。

導電性インクを縞模様状に配置し、別の部分を触ればタッチ操作が可能となる

 研究室は現在、産学連携として透明導電性インクの開発や販売,導電性素材による縞模様シールの作成可能な企業を探している。

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