iPhoneでも使えるおサイフケータイ端末の実機を展示
冬モデルの展示はなかったドコモだが、注目の技術を展示。「おサイフケータイ ジャケット01」は、iPhoneから操作できるおサイフケータイ端末だ。本体部分はカード型で、同時に発売されるiPhone 5s/iPhone 6用カバーと組み合わせることで一体で利用できる。
端末自体はiPhone 6 PlusやiPhone 5c、iPadなどでも利用可能。キャリアも選ばない。おサイフケータイとしての操作はBluetoothで接続した上述のiOS端末上のアプリから行なうが、操作するとき以外はiPhoneとリンクしておく必要もない。やや気になるのは端末が約4mmなので、専用カバーとの組み合わせでは結構分厚くなってしまう点だ。
なお、対応予定サービスにはモバイルSuicaが含まれていないが、説明員に聞いたところ、現状では何とも言えないものの、順次調整しながらユーザーが期待しているサービスに対応していきたいとのことだった。
ドコモブースでもう一つの注目が「ポータブルSIM」。これはモバイル通信には不可欠のSIMを実際に通信を行なうスマートフォンやタブレットから切り離して、小型機器に搭載。スマホやタブレットとの間でBluetoothでリンクすることで、1台の端末で複数のSIM、またその逆を実現するというものだ。
たとえばビジネスユーザーの場合、BYODで持ち込まれた個人のスマホをポータブルSIMで会社のSIMで使うように切り替えたりができるようになる。その際にカメラの起動を禁止するなどの設定が可能。現状は名刺よりやや小さい程度のサイズだが、これはあくまでテスト用ということで、さらにコンパクトな筐体のデザインイメージも展示されていた。
スマホに部品を提供する電子部品メーカーが
センサーの組み合わせでのウェアラブル端末の提案多数
今回電子部品メーカーのブースでとにかく目立ったのは、自社の通信モジュールとセンサーモジュールなどを組み合わせ、ウェアラブル機器が実現可能とするデモだ。
アルプス電気のブースでは16Lab(http://16lab.net/)と共同で開発した指輪型端末を展示。ジャイロセンサーや加速度センサーによるジェスチャー操作に加えて、指輪の側面にはタッチセンサーを用意しており、指輪を押さえながら動かすという操作も加えられている。