iPhone 5とiPhone 5sは背面の林檎を磨きで表現していましたが、iPhone 6とiPhone 6 Plusでは別のパーツを裏からはめ込んでいます。細かなデザインのこだわりに喜びを覚える私としてはこれだけでも結構うれしいのですが、iPhone 6とiPhone 6 Plusを並べて眺めていたら、さらにもう1つ発見がありました。背面の林檎のサイズがiPhone 6とiPhone 6 Plusでほんのわずかに違っています。
iPhone 6の幅は約67.0mm、iPhone 6 Plusの幅は約77.8mm。iPhone 6 Plusの方がおよそ1.16倍幅が広いことになります。確かに考えてみれば、デザインにこだわるアップルが、異なる幅に対して同じサイズの林檎をはめるはずがありません! 実際に測って検証してみました。
iPhone 6およびiPhone 6 Plusの林檎のかじり跡の中央を測ってみたところ、iPhone 6の林檎は約1.07mm、iPhone 6 Plusの林檎は約1.18mm。およそ1.103倍ほど、iPhone 6 Plusの林檎の方が大きいのです。
約1.16倍と約1.103倍ということで同比率ではないようですが、背面積に対する林檎のバランスが悪くならないための工夫が見えました。
なおアンテナのために設けている樹脂の帯(通称Dライン)の方はというと、iPhone 6とiPhone 6 Plus、いずれも約2mmで違いがないようです。