最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測

LTEが使えるタブ、AQUOS、MeMO、ThinkPadの速度対決 (3/4)

文●小林 誠、ASCII.jp編集部

2014年10月13日 12時00分

通信速度でソフトバンク復活
鉄道事故で各社通信に影響か?

 通信速度チェックは10月上旬の平日、12~15時に行なった。いつも通り、横浜駅前、東京駅ホーム、浦安駅前で行い、ブラウザー(AQUOS PADとMeMO Pad 8は標準のブラウザー、ThinkPad 10も標準のInternet Explorerを使っている)で速度測定サイト「BNRスピードテスト 画像読込み版」を使い、上下各3回計測。各駅の最速値と全体平均を掲載した。

 なおこの日は雨で、鉄道で事故もあり、周囲の人の動きがいつもと大きく違った。

  ドコモ「AQUOS PAD」 au「MeMO Pad 8」 ThinkPad 10 for SoftBank
横浜駅
(下り/上り)
26.16Mbps
7.20Mbps
12.91Mbps/
7.84Mbps
18.77Mbps/
4.51Mbps
東京駅
(下り/上り)
11.11Mbps/
5.53Mbps
6.03Mbps/
3.27Mbps
23.68Mbps
10.12Mbps
浦安駅
(下り/上り)
3.13Mbps/
2.18Mbps
13.03Mbps/
5.22Mbps
33.94Mbps
5.22Mbps
全計測の平均
(下り/上り)
10.85Mbps/
4.13Mbps
8.99Mbps/
5.16Mbps
22.55Mbps
5.07Mbps

 横浜駅は各機種LTEのエリアは完璧(AQUOS PADとMeMO Padはアンテナ4本中4本、ThinkPadは5本中5本の表示)。ここではドコモのAQUOS PADが好調。最速26Mbps、いつもは奮わない上りの通信速度もauのMeMO Padに匹敵の7Mbps台だ。

 東京駅ではソフトバンクのThinkPadがアンテナが3~5本とやや不安定だが良い成績。反面、auのMeMO Padが奮わない。このタイミングで事故のアナウンスがあり、人の数などによる影響があったかもしれない。ThinkPadも測定速度に速すぎる数値が出たので、これは除いた。

 浦安駅ではThinkPadが非常に良く、33Mbpsを超えた。ここではドコモが不調で下りでも最速3Mbps台。

 平均値を見ると、ThinkPadの圧勝。下りで22Mbps以上だ。ドコモは浦安駅が響いたものの下り10Mbpsをキープ。au MeMO Padは東京駅が痛かったようで、上りは1番だが、下りは10Mbps以下。前回のauスマホ3機種と比べて辛い結果だ。

ブラウザーの表示時間でも
ThinkPadがきっちり勝利

 ではブラウザーの表示時間は?と、同じ3駅でASCII.jpのトップページの表示時間をチェック。ストップウォッチで各駅3回計測し、最速値と全体平均を求めた。

 なおAQUOS PADとMeMO Pad 8はChromeアプリのキャッシュを削除、ThinkPad 10はIEのインターネット一時ファイルを削除して、毎回計測した。

  AQUOS PAD MeMO Pad 8 ThinkPad 10
横浜駅 4秒99 5秒32 3秒91
東京駅 8秒58 14秒18 3秒57
浦安駅 5秒18 5秒63 3秒81
全計測の平均 7秒14 10秒92 4秒96

 これも通信速度の結果とほぼ近く、ThinkPad 10が勝ち続けた。OSやマシンの性能差という要因もあったかもしれない。

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