10月21日、iOS 8.1の提供が開始されました。
iPhoneユーザーがiPadやMacからSMS、MMSを送受信できるように(iMessageはこれまでも可能でした)なるなどの細かな機能追加、バグ修正のほか、iOS 8.0で廃止されたことを惜しむ声も多かった「カメラロール」が復活したのも大きなポイントでしょうか。全写真が一括で閲覧できるのはやはり便利ですね。
また、大きめの機能追加としては、(ベータ版としての提供になりますが)写真をiCloud上に置き、他の端末からアクセスできる「iCloudフォトライブラリ」が利用できるようになっています。iOS 8.0からのアップデートだと、ブロードバンドのWi-Fi経由で、ダウンロードからインストールまでおおむね10〜25分程度で完了すると思います。
なお米国では今回のアップデートでTouch IDを利用した決済システム「Apple Pay」が利用できるようになったようですが、日本国内での対応は今のところ見送られています。Apple PayはiOS 8の中でもヘルスケアと合わせて大きなポイントとなる機能なので、動向を見守っていきたいところです。
所感ですが、国内では特に大きな機能追加がない分、特に取り立てて言うようなことはないというのが正直なところです。1つ、iOS 8.0.1で、iMessageですでに読んでいるメッセージが未読として表示されることがたびたびあったのですが、こちらの不具合は直っているようです。
またしばらく触ってみたところ特に不具合は感じていません。サードパーティ製のアプリも、TwitterやFacebook、InstagramといったSNS系、YouTubeやGoogle Map、GmailなどGoogle製アプリ、ゲームアプリなどそれぞれ今のところ問題なく動いています。心配な方はアップデート前に「iOS 8.1 不具合」などで検索してみてもいいかもしれません。