「OS X Yosemite」でわかる「機能拡張」の使い方
実際のところ、iOSアプリにおける機能拡張の内部構造は調べにくいため、OS X Yosemiteを例に導入手順と管理方法を解説したい。
まず導入方法だが、一般的なアプリケーションとまったく変わらない。App Storeで公開されている(機能拡張を含む)ものについては、単に購入/ダウンロードすればOK。すると、機能拡張部分が自動認識され、システム環境設定「機能拡張」パネルに登録される。ここまでは、機能拡張(.appex)を内包するすべてのアプリケーションに共通だ。ただし、そこから先は前ページの表1に挙げた機能拡張の種類により異なる。
通知センターの「今日」タブに表示される
ウィジェットタイプの機能拡張
通知センターの「今日」タブに表示されるタイプ(ウィジェット)は、システム環境設定「機能拡張」パネルでオン/オフ -- ウィジェットの場合連係相手は通知センターの「今日」タブに限定されるので「今日」タブに表示されるかどうか -- を変更できるほか、通知センターの「今日」タブ下にある「編集」ボタンをクリックすれば表示/非表示を変更できる。独立したアプリケーションとしての機能も備えているため、他の一般的なアプリケーション同様Finderでダブルクリックすれば起動できる。
「Action」タイプの機能拡張
「Action」タイプの機能拡張は、OS X Yosemite標準のものとしては「プレビュー」に内包される「マークアップ」が挙げられる。「メール」でメッセージを新規作成するとき、添付した画像/PDFを編集できるのはこの機能拡張のおかげなのだ。これもウィジェット同様、システム環境設定「機能拡張」パネルでオン/オフできるので、もし「メール」での画像編集機能が不要であれば「マークアップ」をオフにすればいい。なお、その場合外部アプリケーションへの機能提供がなくなるだけで、「プレビュー」それ自体の画像編集機能は無効化されない。