ついにNokiaレスのエントリーWindows Phoneスマホ「Lumia 535」

文●末岡洋子

2014年11月12日 23時55分

 Microsoftは最新のWindows Phoneスマートフォン「Microsoft Lumia 535」を発表した。ついに登場したNokiaブランドのないLumia端末で、価格は110ユーロ程度(約1万6000円)。スマートフォンの普及が進む新興国市場を狙う。

 Lumia 535は7月に発表したローエンドのLumiaラインであるLumia 530の流れを汲む。OSはWindows Phone 8.1を採用、音声アシスタントの「Cortana」などの最新機能を利用できる。

 Microsoft化も順調に進んでいる。内蔵されたSkypeにより、音声/動画通話ががシームレスに可能なほか、OfficeスイートやOutlookをプリインストール。MicrosoftのクラウドストレージサービスOneDriveも無料で利用できる。

 このように5つ(Cortana、Skype、Outlook、Office、OneDrive)のMicrosoftソフトウェア技術の統合に加え、フロントカメラのメガピクセル数(5メガ)、画面サイズ(5型、540×960ドット)から、”5×5×5の価値提案”という表現が用いられている。

 ハードのスペック面ではLumia 530から全体的に強化されている。一番は画面サイズで、Lumia 530の4型から、前述のように5型になったほか、プロセッサは1.2GHzのクアッドコアSnapdragon 200で、1GBのメモリーを搭載。ストレージは8GBで、128GBまでのmicroSDカードも追加可能だ。一方で、セルフィーや動画通話など高品質のフロントカメラへのニーズにこたえるべく、メインのカメラ、インカメラともに5メガピクセルなのが特徴的である。

 なおデュアルSIM版「Lumia 535 Dual SIM」も用意されている。カラバリはOrange、Green、Dark Grey、Cyan、Black、Whiteの6色展開。

 発売は11月中を予定しており、中国、香港、バングラデシュ、ロシアなどから投入される。


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