店頭で購入しても加入はネットで申し込みが必要
既存のBIGLOBE会員はネットで申し込む必要があるが、新規にBIGLOBEのIDを作ってもよい場合は店頭でSIMのパッケージを買うのがおすすめ。参考までにヨドバシカメラでは1500円(11月中旬現在)で販売していることを確認しており、最初の手数料が半額以下になる。
店頭購入であれば、パッケージを購入してアクティベーションする。クレジットカードがあればよく、ネットにつながったPCやスマートフォンなどのウェブブラウザーから氏名、住所などの個人情報とカード番号を入力してアカウントを作成。料金プランを選ぶとすぐ開通となる。
ネットの申し込みで別のネット環境が必要なのはなんとかしてほしいところだが、他の格安SIMも同じような仕組みをとっているので仕方がないだろう。
カード番号を入力するため、可能ならば自宅の自分のPCなど安全な環境からの申し込みがおすすめだ。
肝心の速度は下り7~8Mbpsほど
ただし安定した通信が可能
さて、肝心の速度だが、平日の午後、4バンドに対応した「Xperia Z1 f SO-02F」を使って秋葉原で計測してみた。
結果は下り7Mbpsという速度が安定的に出ていた。もう少し速度が出てもいいのかと思い、平日深夜や早朝の住宅地で計測。結果は7~8Mbpsほどとあまり変わりがなかった。
その代わり、上りは夜間や早朝で速度がアップ。午後の秋葉原での計測と同様に、若干ではあるが上りが速い状況だった。
筆者の想像だが、下りは最高速度がむやみに高くならないように調整していることが考えられる。この結果、多くの利用者の実用的な速度が低くならないというメリットがあるからだ。
容量が欲しい人や短期利用、既存BIGLOBEユーザーに
BIGLOBE LTE・3G データSIMを使ってみての感想は、可もなく不可もないという印象。
サービスの特徴といえば月間8GBや10GBの大容量のプランが用意されていることで大容量志向の人に向いている。それ以外ではSIMのパッケージが安く売られていたり、既存BIGLOBEユーザーが安く使える。この点を活かせる人におすすめだ。
SIMパッケージが安売りされているということは、初期費用が安く済むということ。例えば初期費用に3240円かかれば最安プランでも2ヵ月の利用で5000円はかかる計算になるが、初期費用が1500円のBIGLOBEならば3500円で済むことになる。
ちなみに、SIMの初期パッケージの安売りを見かける格安SIMはBIGLOBEのほかにOCN モバイル ONEなどがある。
長期間使うのであれば初期費用はあまり気にならないが、短期間の利用なら初期費用は抑えたい。そんなユーザーは店頭で販売されている格安SIMに目を向けてみるといいだろう。