確定申告がラクになる! 会計ソフト「弥生シリーズ」と資産管理アプリ「Moneytree」が連携

文●飯島恵里子/ASCII.jp編集部

2015年01月30日 22時34分

 1月29日、Apple Store銀座で「iPhone、iPad、Macで完結! これからの確定申告」と題されたトークセッションが開催された。

左からテクノロジージャーナリストの大谷和利氏、ポール チャップマン氏(マネーツリー代表取締役)

左から岡本浩一郎氏(弥生代表取締役社長)、山口 篤氏(PFU)、市川 渚氏(ファッションブロガー)

 テクノロジージャーナリストの大谷和利氏が司会進行し、ポール チャップマン氏(マネーツリー代表取締役)、岡本浩一郎氏(弥生代表取締役社長)、山口 篤氏(PFU)、市川 渚氏(ファッションブロガー)が登壇し、ユーザーを取り巻くテクノロジーは進んでいるのに法律が追いついていない現状、サービス提供側の考えるユーザービリティーを優先した取り組み、ユーザー視点での不安などが意見交換された。

平成27年度 税制改正大網の中で「スキャナ保存の対象となる契約書及び領収書に係る金額基準(現行:3万円 未満)を廃止する」等が明記されるなど、確定申告における電子化やコスト削減等を図る観点から、スキャナ保存制度の緩和の動きに期待が持たれた

 これまで記帳の必要がなかった白色申告者に、2014年度から帳簿への記帳、帳簿類の保存が義務付けられたことを受け、銀行、クレジットカード、POSレジの売り上げなどの取引データを科目ごとに仕訳し、会計データに自動変換することで煩雑になりやすい帳簿作成の手間を軽減する弥生の「YAYOI SMART CONNECT」、「やよいの白色申告 オンライン」などの取り組み、iPhoneと連動するデスクライト兼スキャナーを製造販売しているPFU、全国の銀行やクレジットカードなど1300以上の金融機関の取引データを自動に取り込む無料の資産管理アプリ「Moneytree」を提供するマネーツリーといった、各社のサービスや製品が紹介された。

弥生、岡本氏からはクラウド上で簡単に帳簿と確定申告書が作成できるクラウド会計ソフト「やよいの青色申告 オンライン」が披露された

PFU、山口氏はiPhoneから調光が操作できるデスクライト兼iPhoneがスキャナーになる「SnapLite」の紹介

マネーツリー、ポール チャップマン氏は銀行口座や各種ポイントの残高、期限が確認できるMoneytreeを披露

 トークセッションの中で、Moneytreeと弥生シリーズの連携開始が公表された。Moneytreeが対応している金融機関などの取引データを「弥生会計」、「やよいの青色申告」、「やよいの青色申告 オンライン」、「やよいの白色申告 オンライン」の各製品へ、会計データとして取り込むことができるというものだ。

 また近く、eタックスにやよいの青色申告 オンライン、やよいの白色申告 オンラインが対応する予定があることも話題に上がった。


1月29日からMoneytreeと弥生シリーズが連携を開始し、今春にはMoneytreeとScanSnapが対応することを、ポール チャップマン氏が公表した

今後、Moneytreeと弥生シリーズ、ScanSnapが連携することで、確定申告にかかるコストや手間が軽減されるのではないかと、期待される


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