バイブ力対決はまさかの結末を迎えた!
さて、以前実験した「バイブ最強決戦」では、強いぜ! と感じるものが0.3G程度あったことから考えると、屈強スマホもかなりバイブ力の高い部類に入る。
とくにDIGNO Tは、コンパクトボディーのわりにブルっており、左右におよそ0.4G(グラフの赤い線)がかかる。ただし上下方向(グラフの青い線)にはさっぱりバイブらない。
続くGALAXY S5 ACTIVEは、上下に0.34Gのバイブが気持ち良さそうだ。DIGNO Tと同じように見えるかもしれないが、注目すべきは山の頂点と頂点の間隔。DIGNO Tに比べてGALAXYは短く、振動は弱いが高速にブルっとくる。また上下方向については、ほとんど揺れないので、DIGNO TもGALAXY S5 ACTIVEもボリュームがあるサイドの角を当てると気持ちいいだろう。
見た目に反して、意外と貧相なバイブ力だったのは、TORQUEだ。縦にも横には0.05G程度しかなく、バイブというより痙攣に近いかも?(笑) 先の2機種との違いは大きく、厚着したポケットの中だとちょっとバイブに気がつかないかもしれない。これでは女の子からのお誘いやビジネスチャンスを逃してしまう!(そのかわり着信音はバカでかい! 次回に乞うご期待)
そして、国民標準機として参戦したiPhone 6 Plusは、iPhone 4や5(およそ0.4Gあった)に比べると、かなりバイブ力が落ちて0.1G程度になってしまった。バイブのブーンという音はTORQUEよりも大きいが、バイブというより痙攣に近い感じ。また、通常はサイン波(頂点が緩やかなカーブになる)を描く波形だが、iPhoneは三角波に近く特徴的。より、こそばゆさを持つ痙攣といったところだ。
【結論】バイブ力最強のスマホは「GALAXY S5 ACTIVE」に!
夜の戦いにオススメ
ガチなバイブ検証によって、防水性能やバイブの強さが求められる夜戦(もちろんサバゲー)でオススメできるのは、GALAXY S5 ACTIVEだという結論になった。どんなにびしょ濡れになっていても、強力なバイブで攻めることができる。何度も言うようだが、敵に気づかれぬようにマナーモードで仲間と連絡を取り合うことができ、雨の中のサバゲーでも敵陣地に果敢に攻め込めるという話だ。もちろんそのデザイン性や対ショック性など、さまざまなMIL規格をクリアする点も見逃せない。
次点はやや防水性などに劣るが、低速だが強力なバイブ力を持つDIGNO Tだ。うまく両サイドの角を使って責めるといい(サバゲーのお話です)。
【次回予告】大人のマッチ売りの少女現る!
大都会の夜を幻想的に照らせるスマホはどれだ?
スマホのバイブを使ったサバイバル方法を提示した1回目。次回は真夜中の公園で「大人のマッチ売りの少女」に出会ったときに、どのスマホが一番キレイに撮影できるかを検証する(編集部注:LEDライトの照射力テストです)。