通信速度が高速化！　確かに速くなっている!!

　「BIGLOBE LTE・3G」の通信速度が改善されたという報を受け、筆者は実効速度を計測するため平日に東京・JR秋葉原駅の電気街口へやってきた。計測タイミングは10時／12時／14時／17時の合計4回。計測に利用したアプリは「RBB TODAY SPEED TEST」で、各時刻あたりテストを3回実行した結果の平均値を割り出している。

テストには「LG G2 mini for BIGLOBE」および「RBB TODAY SPEED TEST」を使用

　また、どの程度変化しているのか分かりやすくするため、ASCII.jpの連載「格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す！」（第19回）において、2015年2月中旬に計測された数値をあわせて掲載しておこう。ただし、計測した時間帯や場所が違う場合があるため、あくまで参考程度としてほしい。

　なお、テストはASCII.jp編集部が独自に行なったものである点をご了承いただきたい。

午前10時の計測結果は、下り「23.64Mbps」／上り「29.49Mbps」と爆速

　まずテストを行なったのは、人影まばらな午前10時。電気街口前の広場には、待ち合わせをしている方などはほぼいない状態で、電気街で勤務しているらしき方々が職場に向かっているという雰囲気だ。

　その速度計測結果はというと、なんと下り「23.64Mbps」で、上り「29.49Mbps」と非常に高速だ。朝のラッシュアワーが過ぎ、スマートフォンなどの利用者は少ないと想像できるとはいえ、それでも速い。時間帯と場所が違うが、2月の計測結果である下り1.16Mbps、上り12.46Mbpsと比べると“爆速”といってもいいほど大きく向上している。

昼食で利用者が増える12時は
下り「7.43Mbps」／上り「6.05Mbps」とまずまずの結果

　次の計測は、人通りが多く、お昼休みで利用者も増える12時。今回の速度計測では下り「7.43Mbps」、上り「6.05Mbps」という結果となっており、2月中旬の計測結果よりも平均速度は若干遅いものの、大きな遜色はない数値だ。ただし、この時間帯は食事中の方が多く、メールチェック、ウェブ閲覧が中心になるはずなので、実効速度が5Mbps以上あれば十分といえるだろう。

電気街のお客さんでにぎわう14時は
下り「14.43Mbps」／上り「21.17Mbps」と快適

　秋葉原の14時というと、電気街の買い物客が増え、電気街口で待ち合わせしている様子をよく見かけるようになってくる。そういった方々の多くは、スマホを使って時間をつぶしているという状態だ。速度計測の結果はというと、下り「14.43Mbps」、上り「21.17Mbps」という数値になっている。2月中旬の計測結果がないため比較できないが、ここまで高速であれば何をやっても快適なはず。ビジネス上で何らかの書類データをやり取りしたり、個人で動画を見たりしても、遅くてイライラすることは少ないだろう。

帰宅者がごった返す17時は
下り「18.84Mbps」／上り「31.23Mbps」と驚きの数値に

　17時の秋葉原は、買い物客がまだまだ多い上に帰宅する方も出てくるため、一段と人でごった返し始めたような印象だ。計測した電気街口前で待ち合わせをしている方もあまり減る様子はない。

　また秋葉原に限らず、どのような場所であれビジネス利用もある時間帯と思われるため、実は「増強されたとはいえ、厳しい結果になるのでは？」と考えていたのだが、予想に反して驚くほど高い数値を叩き出した。なんと、下り「18.84Mbps」、上り「31.23Mbps」だ。

　2月中旬の計測は、18時頃のオフィス街で下り5.87Mbps、上り7.72Mbpsとなっており、3倍以上高速化されていることになる。先に触れたように、速度低下があって当然の時間帯なので、この数値は驚きだ。ネットワーク帯域の増強に加えて、混雑対策も大幅に進んだのではないだろうか。当然ながら、ユーザーはかなりの“サクサク感”を実感できるはずだ。