LTE版も用意されるお買い得Androidタブ
TAB 2 A10-70/TAB 2 A8
TAB 2 A10-70とTAB 2 A8は、Androidタブレットの新モデルだ。こちらもMIIX 300同様に非常に低価格に設定されている点が特徴で、TAB 2 A10-70は199ドル~、TAB 2 A8は129ドル~となる。また、どちらもWiFi版に加えてLTE版が用意される。LTE版の価格は、TAB 2 A10-70が279ドル、TAB 2 A8が179ドルと、LTE対応でもかなり安価な設定となっている。
仕様面での大きな違いは液晶サイズと表示解像度で、TAB 2 A10-70は10.1インチで表示解像度が1920×1200ドット、TAB 2 A8は8インチで表示解像度が1280×800ドットとなる。
双方ともパネルはIPSなので、視野角は十分に広く、どの角度からもしっかり表示内容を確認できる。発色もこのクラスのタブレットとしては十分満足できるレベルだ。
TAB 2 A10-70ボディは、10.1インチ液晶搭載タブレットとしてほぼ標準的なサイズだ。厚みは8.9mmと9mmを切っており、まずまずの薄さと言える。ただし重量は509gとやや重く、長時間手に持って使うのは少々辛いという印象だ。
本体デザインは、背面の側面付近がなだらかにカーブした、レノボブランドのタブレットとして標準的なもの。ヘアライン処理などは施されておらず、高級感は感じられない。
スペックは、CPUがMediaTek製64bitクアッドコアCPU(1.5GHz)、メモリーが2GB、内蔵ストレージが16GBで、外部ストレージとしてmicroSDカードが利用可能。通信機能は、Wi-Fi版がIEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.0をサポートし、LTE版ではさらにLTE/3G通信も可能。LTE版の対応SIMカードはmicroSIMとなる。
カメラは、800万画素のリアカメラと500万画素のフロントカメラを搭載。内蔵バッテリー容量は7000mAhと大容量で、駆動時間は10時間と、なかなかの長時間駆動が可能となっている。OSはAndroid 5.0。
また、ドルビーの高音質技術「Dolby Atmos」に対応する点も大きな特徴で、動画視聴時などに迫力のあるサラウンド音声が楽しめる。実際にヘッドホンでサウンドを確認してみたが、頭の周囲を音がぐるぐると動き、非常に臨場感がたかまることを確認できた。10.1インチと液晶画面も大きく、映画などの鑑賞用として大きな魅力となるはずだ。
一方のTAB 2 A8も、デザインコンセプトはTAB 2 A10-70とほぼ同じで、低価格タブレットとしてオーソドックスな見た目だ。高さは8.9mmで、重量は360gと、サイズや重量も標準的だ。
スペックは、CPUがMediaTek製64bitクアッドコアCPU(1.3GHz)で、メモリーは1GB、内蔵ストレージは最大16GBと、TAB 2 A10-70に比べてやや控えめな仕様となっている。通信機能は、Wi-Fi版がIEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.0をサポートし、LTE版ではLTE/3G通信も可能で対応SIMカードはmicroSIM。カメラは、500万画素のリアカメラを搭載する。バッテリー駆動時間は8時間。こちらもOSはAndroid 5.0を採用する。
発売時期は、TAB 2 A10-70が2015年4月、TAB 2 A8が2015年6月を予定している。なお、こちらも現時点で日本での発売は未定だ。