iPhoneでコピーしたURLや画像をほかのiPhoneやiPadで利用したいことがある。普通はメールを利用したりして共有するが、クリップボード共有アプリを利用すれば手間が省ける。今回は、iCloudを利用して、複数端末でクリップボードを共有できる「CloudClip」の使い方を紹介する。
コピーした文字列や画像の履歴を利用できる
文字列や画像をコピーすると、クリップボードにデータが保存され、ペーストするとそのデータが貼り付けられる。クリップボードはひとつなので、2つ前にコピーしたデータを貼り付けるにはもう一度コピーする必要がある。これはWindowsの仕様なのでどうしようもないが、コピー&ペーストを繰り返す場合は手間がかかる。そんな時に活躍してくれるのがクリップボード拡張アプリだ。コピーしたデータの履歴を記録し、ワンタップで再利用できるのがウリ。無料アプリでもいくつか公開されているのだが、今回はほかの端末でもクリップボードを共有できる有料アプリ「Clipboard Manager and History」を紹介する。
「Clipboard Manager and History」はiCloudを利用し、同じApple IDでサインインしている端末でクリップボードを共有できるのが特徴。さらに、テキストデータだけでなく、画像もコピー&ペーストできる。「iCloud Drive」を有効にしておこう。また、アプリをインストールしたら、iOSの「設定」からアプリの設定画面を開き、「SYNC STRATEGY」→「Strategy」を「iCloud」にすれば完了だ。アイコンに表示されるアプリ名は「Clipboard」なので見逃さないようにしよう。
Clipboard Manager and History | |||
---|---|---|---|
価格 | 200円 | 作者 | Alessandro Pappalardo |
バージョン | 3.0.1 | ファイル容量 | 15.9 MB |
カテゴリー | 仕事効率化 | 評価 | (4) |
対応デバイス | 全機種 | 対応OS | iOS 7.0以降 |
(次ページでは、「コピーしたデータをワンタッチで再利用」)