複数のアカウント・カレンダーをまとめて利用できる
左上のメニューアイコンを開くと、有効になっているアカウントの一覧が表示される。タップすることで表示/非表示を切り替えられるので手軽だ。その下の「設定」をタップすると、設定画面が開く。それぞれのカレンダーで利用する色や週の初めの曜日、タイムゾーン、予定を作成する際の初期設定時間などを設定できる。
例えば、週初めは月曜日にして日曜で終わらせるとか、予定は30分単位で詰めていくといった人は設定しておいた方がいいだろう。「アカウント」ではほかのアカウントを追加することもできる。iCloudやFacebookなどはスイッチをオンにするだけでいい。
「Gmailから予定を作成」機能は、飛行機やホテル、コンサートの予約が取れた場合、そのメールを元に自動的に予定を追加してくれる機能だ。現在は、飛行機の予約などをGmailアカウントで行なうと、自動登録されるようだ。とは言え、もちろんすべてのサービスを網羅しているわけではないので、おまけ機能と思っていた方がいいだろう。
以上が「Googleカレンダー」の説明書となる。いい感じのマテリアルデザインと、すっきりした操作性はカレンダーアプリとしてうれしいところ。気になるのは機能の少なさで、特に週間表示と月間表示はなるべく早くで搭載してほしい。とは言え、スケジュールリストの方が使いやすい、という人にとっては便利に使えるだろう。Google好きユーザーは押さえおきたいアプリだ。
筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。