最安700円/500MBプランが登場したmineo
果たして普段遣いは可能か?
今、なにかと話題の格安SIM「mineo」。これまではau回線オンリーのMVNOだったが、先日、ドコモ回線利用タイプの登場が発表されたことで国内では極めて珍しいマルチキャリアMVNOとなった。
同時に、データ通信利用のみでも設定されていた最低利用期間の撤廃、法人プランの開始といった施策も発表。既存ユーザーはもちろん、これから加入する人にとってもさらに利用価値の高いサービスへとブラッシュアップの最中だ。
そんなビッグニュース続きの6月だが、mineoの6月攻勢はニュースだけに留まらない。6月1日から2つの大きな変化が起こっている。
◎月間500MBプラン(月額約700円)のスタート
◎高速通信容量を節約できる専用アプリの登場
最低維持費の500MBプランでは月額700円から。この金額は税抜きであり、ほかにユニバーサルサービス料の2円が別途かかるので、実際には702円に消費税を加えた758円となる。
できることはauのネットワークを使ったLTE接続。mineoサービスサイトには動作確認端末一覧ページがあるので、それを参考にしてほしい。
同時に高速通信をオフにして容量を節約できるアプリ「mineoスイッチ」が登場、より500MBプランが利用しやすくなっている。
また、mineoでは利用可能なスマートフォンとモバイルルーターを提供している。自分で端末を用意せず、mineoから提供される端末を購入して利用してもよい。
最近の格安SIMで大きく書かれている通信容量とは、高速通信容量のことで、高速通信をオフにしておけば、通信容量のカウンターは回らない。
つまり、速度が必要でないときはオフにしておけば、貴重な通信容量を消費してしまうことなく使い続けられる。うまく使えば月額費用を抑えたり、速さが必要になるときのために、ふだんは低速で備えておくという使い方もできるわけだ。
ちなみに月間500MBがどの程度の容量かというと、Wi-Fiを多用し、LTE接続時は動画を見ないという使い方でなんとか収められるといったところ。
自宅や会社では常に無線LAN経由で固定回線のインターネット接続をしていることも条件。通勤時間が長く、その間、ずっとネットで何かしているという人は難しく、通勤時間が短い人ほど容量を抑えやすい。
ライフスタイル別では、毎日会社に出勤するよりも、自宅作業が主で、たまに外出するような生活パターンの人も500MBに収まりやすいだろう。
そして、最近多いクラウドストレージサービスの活用、簡単に言えば写真やファイルのネット保存などをLTE接続時には控える工夫も必要だ。
また、逆に高速通信をオフにしながら使えば、500MBのプランでもある意味使い放題となる。通信速度が最大200kbpsに制限されてしまうが、もし、この速度でも我慢できるサービス/アプリがあるなら、700円でも非常に使い勝手のよいサービスということになる。