マウスコンピューターはWindows Phone「MADOSMA Q501」の販売を6月18日に開始する。
発売前日の本日、マウスコンピューター代表取締役社長の小松 永門氏がWindows Phoneの優れた点とは何か、そしてMADOSMAが目指しているものが何であるかを語った。ここで初めて明らかになった情報もあった。
マウスがWindows Phoneを発売する理由は「人とPCをもっとつなげるため」
マウスコンピューターでは「人とPCはもっと近づける」という想いでモバイルパソコンを提供してきたという。モバイル製品の歩みは2014年9月発売の8型タブレットから始まり、LTEタブレット、スティック型PC「m-Stick」と続き、そしてWindows Phone「MADOSMA」に至った。
MADOSMAは同社初のスマートフォンであり、国内初のWindows Phone 8.1 Update搭載スマートフォンだ。だが同社ではこれを特殊な製品だとは考えず、これまで続けてきたモバイル製品の流れの中にある製品であると位置づけている。
日本で「One Windows」を実現できるのがMADOSMA
Windows Phoneの開発にあたっては「One Windows」というマイクロソフトのコンセプトに強く共感したと小松社長は語る。これはひとつのMicrosoftアカウントで、複数のWindowsデバイスでデータを共有し、統一したUIで作業できるというものだ。
現在、国内ではPCとタブレットを合わせて約7500万台のWindowsデバイスが使用されているという。MADOSMAがデビューすることで、これだけ多く利用されているWindowsデバイスと同じ環境を(これまでのPC、タブレットだけでなく)スマートフォンでも使用できるようになる。「あらゆるWindowsパソコン、タブレットとシームレスにつながるスマートフォン」を目指すMADOSMA。小松社長は、パソコンを使うすべての人がよりパソコンを身近なものとして使えるようになるキーデバイスであると説明した。またホーム画面やライブタイルに関しても、自由にカスタマイズして必要なアプリケーションや情報をまとめられること、ライブタイルによってメール受信などを一画面で簡単に把握できる点などがメリットになるとした。
「MADOSMA Q501」発売直前に、今後の製品企画が明らかに
Windows Phoneを日本でも安心して利用してもらうためのサポートも充実させた。24時間365日サポートなど、PC製品の修理サポートを行なうパソコンに精通したスタッフによる、ほかのマウス製品と同じようなサポートを実践するという。埼玉サービスセンターで即日修理を受け付けるのもPC製品と同様だ。通常のサポートに加えて、さらに修理期間の延長や自分で破損してしまった場合の保証内容を追加した「安心パック」も後日発表する。
また、きのう(6月16日)出来上がったばかりというカスタムバックカバーのサンプルも披露した。発売予定などは明らかになっていないが、今後カラーバリエーションが追加されることも期待できそうだ。ちなみにこのバックカバーは、同社の飯山工場でプリント加工を行なうという。
説明会の最後に、今後の製品計画を公開した。正式版リリースが待たれる新OS「Windows 10 Mobile」搭載の新製品を企画中とのこと。
5月に開催された日本マイクロソフト主催イベントでは、特別にWindows 10 Mobileをインストールした「MADOSMA Q501」が公開されていた(関連記事)。だが、それとは別にWindows 10 mobileをプリインストールした4~5型スマートフォン、5~7型ファブレットの開発を進めているという。今後もMADOSMAの展開から目が離せない日がしばらく続きそうだ。